20日から25日までタイの男子バレーボールリーグ戦を観戦して、大きな成果を得ることができました。
まずは、タイ男子バレー全般の特徴を改めて確認することができました。昨年の東南アジア大会でのナショナルチームの試合運び、年末のFIVB主催の講習会(レベル3)における国内第2位のチームによるモデル、そして今回の国内リーグ戦での1位~3位までの各チームの技術や戦術を見て、ある特徴、弱点を確認できました。
もちろん、我がカンボジアチームは、タイの2倍もその弱点を持っています。いずれにしろ、相手のある闘いですから、何もわからぬ状態で戦いの準備をするよりも、事前に相手の強み、弱みを知って準備することは多少なりとも優位です。
逆に言いますと、私がタイの監督であれば、その弱点を克服することで、アジアでベスト4に入ることも可能です。アジアのトップクラスを形成しているのは、イラン、日本、オーストラリア、韓国、中国、台湾、カタール、そしてインドです。タイは、ベスト8前後に位置しています。
実は、タイの視察は22日で引き上げようとしていましたが、日本から全日本ユースチーム(男女)がバンコクに合宿に来ることが急遽わかり、3日間タイでの滞在を延長しました。
団長であり日本中体連バレーボール競技部部長である勝見先生始め、男女の監督そしてスタッフの方々と食事も共にしながら、日本のジュニア層の現実に関してお話を伺うことができました。毎年編成する中学選抜チームの中から将来の全日本シニア選手を毎年2名以上育成するのが目標、ということです。
女子には184cmの荒木さん、男子にも201cmの佐藤君がいます。日本では、世界で闘える長身選手は極端に少ないのが現状です。それらの希少な長身選手を世界のトップで闘えるだけの選手に育成しようと努力されている日本中体連バレーボール競技部の皆さん方には頭が下がります。
20日から25日までの私のタイ視察は、多くの成果を得て終了することができました。やはり、相手の懐に実際飛び込むことで真実が見えてきます。次に訪問するのは、東南アジア2番手のベトナムです。
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