2011年4月3日日曜日

4/2(土) ソフトバレーから始める


 3.11の震災以来、まったくバレーボール活動はできなくなった。そして、4月に入って少しずつではあるが体育館が使えるようになってきた。東京都の千代田区立体育館は日中だけであるが利用できるようになった。夜は電気を消費するので、まだ利用できない。日中、活動しているサークルや個人は、限られているが、朗報である。さっそく、木曜日の午前中に練習しているママさんチームの千代田クラブさんに連絡を取って、千葉のママさんチームとの合同練習をお願いしようと考えている。30年前は、ママさんバレーの練習時間帯といえば、日中と夜が半々であったが、ここのところ、昼はパートなどに働きに出るママさんが多くなり、ママさんといえば、夜の練習が当たり前になっている。千葉市内の小中学校の地域住民への夜の開放は5月末まで不可との通達が教育委員会からあった。千葉市で指導している我がママさんチームも地元の小学校で夜の開放時間を利用しているので困ってしまった。ここは、隣接する市や区の会場を探したり、土日の日中に練習会場を探すように、メンバーがそれぞれ動き出した。我がママさんたちは、家の周りを数名でウォーキングしたり、自主トレで体がなまらないように動き始めている。                                                 

 関東はどこの県もそんな状況なんだが、本日、茨城県県西地区ソフトバレーボール連盟が審判の伝達講習会を開催した。当初予定の市営体育館は避難指定場所になっていて使用できない。そこを救ってくれたのが、県立結城第一高等学校女子バレー部監督の柴田先生。「うちの体育館を使えばいいよ」。県西地区連盟会長の望月さんと柴田先生との普段の協力体制の賜物である。柴田先生の長男は、埼玉県の深谷高校バレー部、筑波大学、東レで日本一にエースアタッカーで活躍、貢献した。体も大きいが、肝っ玉も大きい先生だ。                                    

 望月会長の会場探し奔走と柴田先生の懐の深さで、伝達講習会は10時から午後4時まで無事開催された。私が講師に招へいされるのは、今回で4年目である。結果的に、この伝達講習会は日本で一番早い伝達講習会となった。改正.改修部分を参加者23名で精読しルールの理解に努めた。幸い、配送が遅れていた2011年度版ルールブックが望月会長自宅に午前中に届き、参加者に手渡すこともできた。昨日、全国の審判長にメールで送付した資料も使い、実技の中でQ&Aを行い、午後の2時間は、ゲームを通じて審判法実技を学んでいただいた。                          

 ゲーム中のソフトバレーを楽しむ参加者の笑顔を見て、やっぱりスポーツはいいな、と感じた。Sportsの語源は中世フランス語のdesportとも言われている。port(港)から離れること、とは日常生活のある陸地からいったん離れて気晴らし、遊びの非日常の大海に港から出港することである。非日常のスポーツを経験することで日常が活性化されるということになる。これは、絵や音楽などの文化と同じことである。                                                          

 (画像は、アップで8対8のゲームをボール2個使ってやっているところ。これを行うことで、視野が広がり、声も自然と出てくる。ボールだけ見ていては、状況判断はできない。お奨めのアップ・トレーニングである)

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