会場は、プノンペンの市内から少し離れている。運転手は途中で道を迷ったらしい。私は3週間前に事前視察で行ったことがあったので、会場まで道を案内できた。
練習を見た。スパイクはツボにはまると、真下に打てる。但し、トス(set)が悪くても力任せに打つので、ミスが多い。オーバーハンドでのサーブレシーブは良い。但し、アンダーハンドでのサーブレシーブになると、目から腕とボールコンタクトの位置が離れすぎるので、つまり懐が狭い(スペースを作っていない)のでボールの勢いの殺しかた(パワーの削減)が上手くできない。とにかく、ミスが多い。
なぜ失敗するのか、その原因を説明する。きょうは通訳(日本語からカンボジア語)が付いてくれた。しかし、私の日本語が正確に選手達に伝わっているかどうかは、私にはわからない。コーチング後の彼らのプレーの変化を見て判断するしかない。
彼らの弱点を1つ発見した。ゲーム中に咄嗟のコミュニケーションができないのだ。例えば、レシーバー間に来たボールのレシーブが下手だ。お互いに声が出ないのである。これでは、フェイントやコート中央のソフトスパイクには対応できない。そして、ブロックである。彼らのブロックは目をつむって跳んでいるかのようである。他にも沢山あるが、暫くは、良いところを褒めて、次に課題点を説明するやり方をしていく。
協会から電話があって、午後にCambodia高校選手権大会の決勝があるので、観てくれないか、と依頼があった。Cambodiaには、日本のような部活はない。この日のために、各地域で選抜チームを作って練習してきたのであろう。地域スポーツクラブのようなものか?女子バレーはまだない。
屋根付の体育館を見たのは、これで3例目だ。この体育館は3,000人収容の5年前にできたということである。
(大会のスポンサーは、スポーツドリンクメーカー。私にも冷やされた缶が手渡された。飲んでみると、少し甘ったるい、マンゴーのような味だ) |
(決勝は地方の高校生同士となった。レベルは千葉県中学生ベスト4くらい。とにかく単純ミスが多い。しかし、スパイクだけは大好きなのだろう。よく跳び、真下にボールを叩き付ける) |
夕食は、最近オープンしたばかりの「本田」という寿司屋さんに行った。店員さんたちの言葉も全て日本語を使用するように教育されている。店の作りも、寿司ネタもシャリも日本とほとんど変わらない。
(寿司のセットを頂いた後に、キムチをおつまみに生ビールの3杯目を頂いた。週に1度くらいは、私の財布でも来れるようだ) |
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