本日から、男女ともシード校が登場。シード校は1回戦がないため、勝ちあがってきて会場に慣れているチームにはいつも難儀する。女子第2シードで昨年のインターハイ覇者の古川学園も勝ち上がってきた愛知県代表の人間大岡崎学園(通称:おかがく)に第1セットをスタートから5点リードされて、あわやセットを落としそうになった。最後は岡学のミスが終盤に連続して出て古川学園のブロックが冴えて逆転。25点目の失点は、古川のアウトサーブに手を出し、更にミスレシーブという手痛い失点となった。これで、岡学の2セット目はリズムが崩れ、古川の一方的な展開となってしまった。岡学のセッターが好セッターであっただけに惜しまれる最初のセット内容であった。
次に観戦したのが、男子の弘前工業と昨年準優勝のシード校の熊本鎮西の試合。この試合は、解説付きが良いなと判断し、来賓席に座っている元東海大学バレー部部長であった斎藤勝先生のお隣に座らせて頂いて解説して頂いた。実は、弘前工業の監督と鎮西のコーチが斎藤先生の教え子なので斎藤先生には両チームの情報が沢山入っている。東海大学受験者の情報、両チームの指導法までいろいろお聞きした。斎藤先生は70歳代に入られたが、まだまだお元気。今後も私個人のアドバイザーと大会でのマンツーマン解説をお願いして、隣のコートに移動した。なお、結果は鎮西の圧勝であった。
Aコートでは、今大会のマスコット的選手であり世界ユースのメンバーでもあった二見を擁する大和南と愛媛県聖カタリナとのベスト16決めの試合が始まろうとしていた。聖カタリナはこれまで30数回春高バレーに出場している名門である。片足ジャンプフローターサーブが大和南のレシーブ陣を撹乱し、クイック攻撃を封じて1セット目を簡単に取った。2セット目は大和南もエース二見にボールを集めるが単発の決定だけで連続得点がない。いつもだと、二見のバックアタックもあるのだが、この日は1本もない。結局、大和南のサーブレシーブが最後まで安定せず23点どまりで敗退。聖カタリナの選手達は話題のチームを倒した喜びを体中で発揮。
私は、その後、同じ体育館内にある(財)東京都スポーツ文化事業団を訪問して、1月に開催される「大島ソフトバレーボール交流大会」の打ち合わせを担当係長と行った。体育館の外に出ると、帰り支度の大和南の選手達がいた。チームと一緒に私もR千駄ヶ谷駅から宿舎のあるJR両国駅まで同乗した。
(画像は体育館玄関前にある巨大なバボチャン人形。出場の女子選手には身長180cm超の選手が10名以上いる。かたや、男子では190cm超は10名もいない。体格も細身でパンチ力が足りない。日本の男子バレーが危機的状況にあるが、効果的な策はまだ取られていない。バレー協会の中だけでなく、広く英知を集めて議論する必要があると私は考えている)
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