本日は、久しぶりに千葉県の決勝大会を観戦しに行った。しかし、午前中に所用があって、千葉市の体育館に着いたときには、丁度試合が終了していた。県協会理事長他の役員に挨拶して体育館の外に出ると、女子決勝で敗退した市立船橋高校の部員と監督そして父母が、肩を落として整列していた。5セットマッチの試合でストレート負け。夏のインターハイ県予選でも県立柏井に敗退している。今年2回の敗退で相当こたえているようで皆地面にうつむいている。昨年春に監督が浅井先生(現 県体育協会勤務)から交代したことも影響しているのかもしれない。しかし、それ以上に、県立柏井は確実に実力が昨年度よりも付いていると私は見ている。10月の岐阜国体で大分県の東龍を破っての第3位という成績が、それを証明している。
市立船橋をはじめ、準決勝で柏井をフルセットの接戦に追い詰めた市立柏高校、市船橋とこれもフルセットの接戦を展開した敬愛学園も地力のあるチームである。来夏の代表を目指して早々にスタートを切ってほしい。
男子決勝戦は習志野の飯塚初義監督と東京学館船橋の中山和之監督の“師弟対決”となった。飯塚監督は順天堂大学卒業後に松戸東(現松戸国際)に赴任。当時2年生だった中山監督がバレー部に所属しており、飯塚監督から指導を受けた。結果は、今回は師匠に軍配が上がった。
<千葉大会男女決勝>
男子: 習志野 - 東京学館船橋 3-0 (25-17, 25-19, 25-20)
女子: 柏井 - 市立船橋 3-0 (25-13, 25-21, 25-18)
※習志野は6年連続29回目
※柏井は2年ぶり12回目
この日は、神奈川県大会と千葉県大会が重なってしまった。例年、神奈川県大会に足を運んでいたが、今年は地元の千葉県大会に行った。しかし、ゲームには間に合わなかったという顛末であった。さて、神奈川県決勝には、男子が橘と弥栄が勝ち進み、橘がストレート勝ち。女子は大和南と橘が勝ち上がり、大和南が昨年決勝で敗れた橘を下した。橘は7年連続で春高のアベック出場を決めた。神奈川県は登録チームが多いため、男女各々2チームが全国にいける。
女子の県立大和南は久々に川崎市立橘に勝利した。今年の関東大会優勝チームの橘に勝利したのだから立派。但し、不安材料がある。それは、最近怪我人が多いこと。今回も主力の2人がコート上に復帰したものの万全な態勢ではなかった。トレーニングの強度を上げるのは更なる強化のためには必要である。しかし、その前提となるのは、そのトレーニングに耐えうる体力である。体力の向上なくしてスキルの向上はない。厳しいようだが、私は、怪我人を出すのは指導者の責任だと考えている。スポーツに怪我は付きものだ、とは私は考えません。子供達には卒業後もママさんになってもバレーを楽しませてあげたい。そのためにも無理な練習での怪我人を出したくはない。初心者には初心者のレベルでのメニューを作る「個別指導」が面倒でも必要である。
<神奈川大会男女決勝>
男子決勝: 市立橘 - 弥栄 2-0 (25-15, 25-17)
女子決勝: 大和南 - 市立橘 2-0 (25-20, 26-24)
※市立橘は7年連続13回目
※弥栄は2年ぶり3回目
※大和南は8年連続9回目
※市立橘は19年連続20回目
他県も続々と代表が名乗りを挙げてきた。以下に結果のみ載せておく
<栃木大会男女決勝>
男子: 足利工大付 - 作新学院 3-0 (25-18, 25-12, 30-28)
女子: 国学院栃木 - 宇都宮文星女 3-0 (25-12, 25-16, 25-7)
※足利工大付は2年連続34回目
※国学院栃木は26年連続27回目
<長野大会男女決勝>
男子: 長野日大 - 創造学園 3-1 (20-25, 27-25, 25-18, 25-16)
女子: 都市大塩尻 - 長野日大 3-0 (25-19, 25-18, 25-20)
※長野日大は4年ぶり4回目
※都市大塩尻は2年連続2回目
<滋賀大会男女決勝>
男子: 近江 - 伊吹 3-1 (25-10, 23-25, 25-12, 25-17)
女子: 近江兄弟社 - 滋賀短大付 3-2 (22-25, 19-25, 25-23, 25-19, 15-13)
※近江は10年連続28回目
※近江兄弟社は2年連続9回目
<鳥取大会男女決勝>
男子: 鳥取商 - 米子工 (25-21, 23-25, 10-25, 26-24, 15-11)
女子: 八頭 - 米子北斗 3-0 (25-22, 25-19, 25-11)
※鳥取商は11年ぶり8回目
※八頭は4年ぶり21回目
<山口大会男女決勝>
男子: 高川学園 - 宇部商 3-1 (25-27, 25-15, 25-17, 25-13)
女子: 誠英 - 下関短大付 3-0 (25-12, 25-15, 25-15)
※高川学園は6年ぶり2回目
※誠英は23年連続33回目
<高知大会男女決勝>
男子: 高知 - 高知商 3-0 (25-17, 25-20, 25-18)
女子: 高知商 - 高知中央 3-2 (25-21, 10-25, 25-23, 19-25, 15-11)
※高知は3年ぶり15回目
※高知商は5年ぶり17回目