2014年3月13日木曜日

Thu.March 13,2014 大学の図書館でアルバイト

昨日と本日、都内にある私立大学の図書館でアルバイトを行った。といっても、司書の資格を持っていない私であるから、カウンター業務ではない。そこの大学の亡くなられた名誉教授のご自宅の書庫から寄贈された書籍を大学の図書館に移し「〇〇文庫」と称し、保管するために書籍や資料を移動するお仕事である。

書籍の数は、なんと800冊!そして、本は重い!ちょっとした筋トレになってよいかなと思い引き受けたが、筋トレどころか肩周辺の筋肉はパンパンに張りつめ、腰から背中にかけて違和感がある。

それでも、その名誉教授が、数十年かけて集めた書籍や資料を見て、学者の思いを垣間見ることができた。私も何もない部屋にいるよりも書籍に囲まれている生活のほうが心が和む。

最近は、紙の本を読む時代から、ますます電子書籍の時代になりつつある。確かに電子書籍は端末さえあれば重い本を持ち運ぶ必要はない。何冊も持ち運ぶとなったら重くなり大変である。しかし、私は紙の本のほうが好きだ。書き込みするのも私の癖であるが、それで一層理解力が増すように私は思っている。また、書籍の本の背表紙を読むだけで、どこに何が書いてあるかもわかっているので、時にはインターネットの検索より早い。

そして、インクの匂いが良い。古本には古本のその時代の匂いが感じられる。

私の家内に言わせると、我が家の7つある書架の本は単なる紙切れに見えるようである。恐らく、私の死後は、どこかの大学の図書館に寄贈され「渡邉文庫」で保管されることなど決してなく、週に1回巡回する市の紙類収集車で処分されることであろう。

であれば、これから数か月かけて、本当に手元に置いておきたい書物だけ置いて、残りは断腸の思いで、自分自身の手で処分していこう。

歳を取るということは、少しずつ身軽になっていくことなのでしょう。最後は我が身1つで旅立とう。

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