2014年3月20日木曜日

Wed.March 19,2014 東南アジアの国での指導のお話が

先月来、ラオス共和国在日大使館職員にメールを送っているが、返信がない。そんなおり、昨夜、実業団バレーボールの元監督から連絡があり、1年の期間で東南アジアの国の男子ナショナルチーム監督募集のお話があった。プロ指導者としての活動になる。

家内とも相談して、応募することにした。早速、履歴書と実績書をその方にパソコンから送付した。やるからには、強化と指導普及も合わせて任せて頂きたいと考えている。 1年という短期間で驚異的な飛躍はさほど期待できない。この期間に中長期の強化と指導者養成・育成のシステムを構築したい。私の後任には、しばらく日本人を推薦して継続的に日本バレー界と関係性を持続して行くことが成果に確実に結びつく。国内各地域の指導者育成には、私の古巣の青年海外協力隊から毎年数名既に派遣されているので、彼らと連携して行くことで、更に効果が上がって行く。

インターネットでその国におけるスポーツを調べてみると、バレーボールはサッカー、格闘技に次いで人気がある。観光客が撮った空き地でバレーボールをやっている画像も結構ある。下地もあるようだ。面接までに、その国の歴史、文化、経済、宗教、伝統などを学習しておこう。

日本的なバレーを単純に導入してはならない。その国ならではのバレーボールのあり方をそこの協会と一緒に探って構築して行きたい。強化の内容は同じでも方法論は違ってくる。引き出しは多い程よい。指導者の指導方法論の引き出しが少ないと行き詰まってしまう。

こんな話を聞いたことがある。実業団バレーで日本一を10回以上成し遂げたある高名な監督が地元の教育委員会から請われて市立高校女子バレーの監督に就任した。その監督の方法論は今までの実業団バレーの指導方法同様に指導して行った。しばらくして、選手達から拒絶反応が出た。情熱はあっても女子高校生とマッチングしなかったのです。その監督は、今まで選手達から自分の指導を拒絶されたことはないので大きなショックを受け、それが元で神経を病み、高校を去ったと聞いている。

私も20代には、そのような挫折をたくさん経験した。その時に立ち直るきっかけを与えてくれた先生は、指導している生徒達や子供達であった。教え、教えられ、であった。幸運だったのは、会社の仕事を通じて、指導者育成のベテランである日本バレー界を代表する指導者の先生方が身近にいらして相談にのって頂いたことである。特に、当時高校女子バレーの重鎮であった中村高校の渡辺泰行先生からは日本バレー界の歴史を始め沢山教授して頂いた。ご自宅に何度も足を運び、親子のように親交させて頂いた。

久しぶりに長文となってしまった。さて、南アジアの国での指導はどうなるのか・・・。


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