2016年8月2日火曜日

Aug. 01,2016   バレーボール指導者の就活

日本に完全帰国して2か月たちました。

2年前に、カンボジアバレーボール連盟から男子ナショナルチームの強化の要請が日本に来ました。発展途上国であるカンボジア連盟には、指導者に払うだけのお金はありません。日本バレーボール協会にも、その余裕はありません。

そこに、日本企業の(株)マルハンがバレーボールの指導者の派遣費用一切を負担しようと申し出ていただきました。マルハンも事業の東南アジア進出、特にカンボジアでの銀行業をスムーズに進展させるためにもスポーツの力を借りたいと考えたいたところだったのです。

発展途上国のスポーツ団体の会長などリーダーの多くは、政府の要人が務めています。

カンボジアの場合も、バレーボール連盟会長は警察庁長官です。普段は直接会えない人物でもスポンサーということで容易に会うことができます。そして各種便宜も取り計らってくれます。日本サッカー協会は、このやり方で東南アジア各国で日本企業の現地への進出へのお手伝いを行い、同時に日本人が指導する現地のクラブのスポンサーになっていただいています。

いわゆる「スポーツビジネス」です。ビジネスは「ウィン・ウィンの関係づくり」です。スポーツは、今やスポーツグッズ(ウエアやシューズなど)のビジネスだけでなく海外における日本企業の進出のつなぎ役になることもできます。これが広い意味での「スポーツビジネス」です。

さて、7月10日にて、(株)マルハンと私との契約は終了し、退社しました。会社側の私へのサポートは、完璧でした。住居はじめ安全面、健康面に特に細かく配慮していただきました。給与面でも十分すぎるほどの待遇でした。

退社後、本日まで、次のバレーボール指導先を求めて多くのバレーボール関係者のところに訪問しています。

先週は、Vリーグ(日本最高峰のバレーボールリーグ:プレミア、チャレンジ1,2部の3部制)の関係者の話を聞いてきました。Vリーグで求めている指導者の条件は、大きく3つありました。

1.有名であること(元全日本選手、元全日本監督など)
2.若さ(ベテランだと厚遇で迎えなければならなくなるので)
3.実績(日本一の選手、日本一の監督、アジア1番)

私が、アピールした「指導力」「マネジメント力」は、まったく重要視されませんでした。これが、日本バレーの最高峰の現実です。

確かに、私は上にあげた3つの条件には合致しません。であれば、自分でチームを立ち上げるか、現在下位にいるチームを指導して日本一になればよいのです。

チーム立ち上げといえば、20年前に、私は一般クラブ女子6人制チームをゼロから立ち上げ、その年から、東京都その後、埼玉県から3年連続全国クラブカップに出場しました。2年目には関東クラブ選手権大会で優勝しました。スポンサーを探して、もう一度ゼロからチームを作ることも考えられます。

もうしばらくは、私の就活が続きそうです。

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