アップを終え、基本練習に入るが、子供達に元気がない。集中力が乏しい。私は、女子バレーに必要なスローガンは、「明るく、元気に、美しく」といつも言っている。先ずは、大きな声で挨拶すること。基本練習の時にも、ボールを投げる(打つ)前に、ボールを受ける(レシーブ)前に、大きな声を出すこと。実際の試合の場面では、隣のコートでも試合をやっているかもしれない。観客の声援もある。ボソボソした普通の会話の声では、コート上の3m離れた仲間にも声が届かない。
声に元気がない時、私は、円陣を組ませ、大きく、息の長い掛け声をかけさせる(英語ではlet's do cheer!と言う。チアガールのcheerである。cheerとは声援、応援の意味)。時には、学年別に歌を歌わせる。最後は、ステージで独唱させる。女子Playerは、女優であれ、と言っている。
(グループでまずダンス基本ステップの練習。この後、ステージに移って発表) |
子供達は誰でも明るく、元気な性格を持っている。コーチはそれらを引き出すことだ。そして、明るく元気であれば、女性は誰でも美しく見える。
昼に練習を終え、新幹線で東京に戻った。新潟は積雪が多く、自宅から学校に通うのも苦労だ。そんな厳しい自然環境にあって練習も十分できないであろうが、その分、室内での筋トレでスキルや戦術を補って欲しい。1月末の県大会新人戦には期待している。