1972年、ミュンヘンオリンピックで8年計画の集大成として、全日本男子バレーボールチームが金メダルを獲得した。その快挙に日本中が沸いた。そして、平均身長で参加チーム3番目に大きかったのが日本であったことはあまり知られていない。当時の日本人の平均身長が165cmほどの時代に190cm前後の大男たちに機敏性をつけさせることは並大抵なことではなかったはずだ。
しかし、それをやってのけて世界をアッと驚かしたのが齋藤式トレーニングを編み出した齋藤勝先生だ。先生の生い立ちから現在まで私は良く知っているが、それは別の機会に小出しで紹介するとして、今日は新宿駅南口にある高層ビルの中にあるレストランで先生と一緒にランチを頂いた。
先生には30年ほど前からバレーボールの指導に関してお世話になっている。先生が全日本男子の監督に就任して、暫くして、協会上層部と意見の違いでお悩みになって1年ほどで監督をお辞めになったときも私は側で食事を一緒にさせて頂いていた。
きょうは、私がお呼び立てしてご馳走するはずなのに、先生が伝票を持ってさっさとレジに行かれた。先生はいつも気さくだ。いつもバレーボールの話だけされる。そこは、私との共通項だ。今年で77歳、喜寿になられる。先生の考案された齋藤体操は現代でも新しい。理にかなっている。東南アジアの国で指導する際にも、私は先生の体操を継承していく。
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