この国に来て、1年目は年間行っていること(スケジュール)が判りました。しかし、あくまでも表面的にサッと知り得ただけです。そして、2年目の今年は、その表面から少し掘り下げることができて、表に出ている事の原因や理由が理解できてきました。来年の6月以降から私の契約は3年目に入るのですが、更新するかどうかは別にして、3年目は改善のスピードを大幅にアップしていく年になると思います。
改善すると言っても、日本のやり方をそのまま、この国に当てはめても、うまくいくはずはないということは、私も以前、他の国で経験していますので解っています。
最近、この国の会議のやり方を少し理解できました。会議の開催時間についてなのですが、この国では会議は午前中に開催します。先週の月曜日にJICAが開催した青年海外協力隊発足50周年式典も午前中でした。
日本のJICAが主催するのだから、それも月曜日なのだから、夕方に式典を始めるのかと思いきや、朝の8時からでした。その理由とは、招待客のカンボジア人の慣習に配慮したとのことです。副首相はじめJICAが関係している各省の役人が多数出席するので、カンボジアの慣習に従ったと関係者に確認できました。
では、午前中に式典や会議を開催する理由とは、何なのか、そこまでは確認できませんでした。
この他にも、カンボジアならではの慣習があります。主催者がカンボジア側ですと、開催日の案内が一般的に1週間前です。時には3日前というのも度々ありました。その日になって、忙しくなったので中止というのもありました。そういうことも、この国では普通です。
例外は、結婚式の案内です。結婚式の案内状は1か月前には本人からしっかりと手渡しされます。手渡しされるときに、相手の眼が私に訴えてきます。
「必ず来てくださいね。あなたからのお祝金が重要なのです」。
バレーボールのルールには、実は一つ一つそのルールができた背景があります。そして、時代とともにルール自体も変更していき、解釈も変わり、時には消滅したり、新規にルールができることもあります。社会における慣習やルールも、時代に影響されて変化していきます。国際連盟で統一されているスポーツと違って、国の慣習は各国それぞれの伝統とも関係していますので、直ぐには統一されないでしょうね。国によって、自動車の走行に左車線と右車線の違いがあり、統一されないことと似ていますね。
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