地元新聞によると、今週の火曜日にカンボジアのクラブチームの外国人監督が事故を起こし、現在病院に入院中とのことです。
事故は、深夜の2時過ぎに起こりました。当人は、バイクに乗って友人の女性を後部座席に乗せていました。お酒も少し入っていたようです。
この国で注意しなければならないことの一つに、我々外国人は自分で車の運転は絶対してはいけない、ということです。理由は、交通法規を守らないドライバーがあまりにも多過ぎて、事故の可能性があるからです。ましてや、この国では、車は右車線通行ですから、日本で左車線走行に馴れている人には、うっかり対向車線にはみだしてしまう恐れがあります。大変危険です。
バイクは、最も事故の発生しやすい乗り物です。小回りが利くので、よけい事故の発生率が高く、プノンペン市からの広報でも事故は年々増加の傾向です。そして、ヘルメットを着用しない人が、私が見ているだけでも、まだ30%ほどいます。大人の3人乗りは違反ですが、これも時々見かけます。
特に深夜になると、交通量が減少しますので、車もバイクもスピードを出します。市内で、信号機が設置されているところはまだ少なく、優先通行の標識も少ないので、十字路では、いったん停止をせずにスピードを緩めるだけですので、車とバイクやバイク同士の衝突の危険性が高まります。
記事を読むと、その監督はスイス人で2012年からカンボジア国内のチームを指揮していて、ここ2年間は連続して国内チャンピオンであるということです。
その監督さんには申し訳ないのですが、ピッチの上での指導力がいくらあっても、交通事故の起こりやすい環境下にあるこの国で、怪我しやすいバイクに乗る行為は、避けるべきでした。
恐らく、シーズン休暇中の今だからこそ、たまたまバイクを初めて運転したのかも知れません。しかしながら、事故というのは、得てしてそういう時に起きます。監督である前に一般の社会人、であることを考えて行動すべきでした。深夜、飲酒、バイク運転、女性同伴・・・事故が起きる確率は高いです。
その監督の命には別条ないとの新聞報道でしたが、今後の指導に影響の出るのは必至です。治療、保険、事故の原因調査・対処など・・・いろいろあって大変でしょうが、まずは五体満足で退院して欲しいですね。
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