2011年8月23日火曜日

8/21(日) ワールドグランプリ女子inJapan 日本vsロシア




 来年のロンドンオリンピック開催を控え、またオリンピック出場権が上位3チームにかかるワールドカップに向けての前哨戦となるグランプリ最終戦に出かけた。会場の有明コロシアムは自宅のある西船橋から電車で30分。国際展示場前駅で下車して徒歩6分。

 役員受付口から入って行って、IDカードを頂き、受付の知り合いの東京都バレー協会の役員と暫し談笑。会場では第一試合のセルビアと韓国の試合をやっており、セルビアが3-0のストレートで元気のない韓国を退け決勝リーグへの進出を確実なものにした。

 セルビアのようなチームはヨーロッパには数多くいるとFIVB公認インストラクターのMr足立から聞いていた。欧米のチームは、高身長とパワーで勝負してくるが細かなところでの基本がない。日本やアジアの国は身長とパワーでは見劣りするが、基本技術がしっかりしておりミスが少ない。しかし、今回の韓国はどうであろう。日本より大型化になっている。中国も、Mrザオによると1m90cm台はざらにいるという。日本の行くべき道は、基本の徹底とそこから繰り広げられるスピードと変化であろう。しかし、世界でメダルを取るためには、それらに付け加えて、更にパワーと持久力(全身・筋)を他国より多くの時間と努力をつぎ込んで取り組まねばならない。サッカーの長友が良い例だ。体格では劣っていても、ピッチ上で一番長い距離を走っているのは長友だ。日本もやらなければならないところは、他国の2倍の練習量の確保とそれをやりきる選手達のモチベーションを上げることだ。

 日本とロシアのゲームは、日本がストレートで勝利した。ロシアは1軍半の陣容であった。既に決勝リーグ進出を決めているロシアにとって、怪我人を休ませ、若手を試す機会であったのであろう。そして、日本のファンへのサービスでもあったのであろう。それにしても、ロシアの守備は酷いものであった。今夜のロシアの守備は日本の中学生レベルであった。

 今週末から、中国のマカオにて決勝リーグが始まる。各国はワールドカップを控え、奥の手を出さずにどのように戦うのか虚々実々の駆け引きが行われる。偽のデータをいかにして相手に収集させるのか、トップのチームの監督は頭が痛い。

 ワールドカップでの女子のベスト3可能国は、ブラジル、ロシア、アメリカ、イタリア、日本、中国などであろうか。欧州予選会大会も来月頭から始まる。

(画像は、1セット目ロシアのガモワのサーブ。ロシアの平均身長は191cm。スタイルも良く、まるでファッションモデルがバレーボールをプレーしているようである。確かに今夜のロシアのバレーであれば日本は勝てる。しかし、中国での本番では今夜のようにストレートではいかないのは真鍋監督も承知していよう)

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