2013年、東京都にて国民体育大会が開催される。多摩地区と島嶼(とうしょ:伊豆諸島の島々)地区が中心となる。国分寺市ではバレーボール成年の部が開催される。本日は、東京国体の関連事業で、午後から国分寺市スポーツセンターを会場に小学生対象の教室が開催された。
主任講師には、今週初めにもお会いしたモントリオール・オリンピック金メダリストの白井貴子さんが、開催地である国分寺市から招聘された。私は、補助講師として、主催者である東京都バレーボール協会から派遣された。
小学生97名、市バレーボール連盟の補助コーチ10名、父母が凡そ40名でバレーコートが2面取れる体育館内はざわざわしている。本部席の机上には、白井さんが持参した金メダルがきらきらと輝いている。子供たちの眼は、女性にしては長身(182cm)の白井さんと金メダルにくぎ付けになっている。
2時間ほどの教室の中で、子供達には走ること、ボールを投げて受けること、サービスの打ち方・サーブレシーブのやり方と練習のやり方を説明し、反復練習を行った。今年に入って、白井さんと一緒の教室や講習会は4回ほどであろうか、コンビのリズムは良くなった。
開講式では、市の教育長が挨拶され、閉講式には市長が挨拶されて全体的に格調も高くなった。全員での集合写真を撮った後、金メダルに触っていいよ、と白井さんから許可が出た。小学生から親御さんまで一列に並んで、金メダルに触れて感激に浸っていた。
白井さんの自宅は、国分寺市からさほど遠くない杉並区。電車ではJR中央線の荻窪駅で下車する。夕方から、その荻窪駅の近くの焼き鳥屋さんで反省会となった。途中からは白井さんのお嬢さんもお仲間に入り、更に中頃からは国分寺市教育委員の担当女性の方も業務を終えて駆けつけてくれた。
今回の教室の内容が良かったということで、来年度にはバレーボールの指導者講習会を企画したいとのお話も出た。ソフトバレー親子教室も開催したい、とのお話しも出てきた。
東京都民のベッドタウンとしての国分寺市は、スポーツ環境、特に施設関係のインフラは必ずしも充実しているとはいえない。今回の教室開催を契機に、行政ウーマンと金メダリストがタッグを組んでスポーツ環境作りに着実に取り組んでいく下地ができたようだ。いつの時代でも、熱い心の人達が、歴史を作っていく。熱が冷めないように、私も熱く支援していきたい。
(画像は、集合写真。私の講評の中で、「この中に将来オリンピック選手になれる可能性を持っている子たちがいます」と申しあげた。お世辞ではなく、子供たちの真剣なまなざしを観ていると、心からそう思えてくる。彼らの可能性を伸ばしてあげるのは我々先輩の仕事である)
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