先週の土曜日、歌手で女優のホイットニー・ヒューストンが、ロスアンジェルスのホテルの彼女の部屋で亡くなっていたのが発見された。48歳であった。死因に対しては公式発言はまだ発表されていない。しかし、家族は彼女が薬物とアルコールの依存症であったことを話している。
彼女は、1963年ニュージャージー州で生まれた。彼女は教会の聖歌隊のメンバーとして歌い始めた。彼女の母親はゴスペルシンガーであった。10代から頭角を現し22歳で最初のアルバムを出した。”I'm every Woman”、”Greatest Love of All”、”Saving All My Love for You”、”How Will I Know”、”I Have Nothing”とヒット曲を飛ばした。
1992年に日本でも人気俳優のケビン・コスナ―と共演した映画『ザ・ボディガード』は世界的に大ヒットした。入場料金だけで4億ドル以上チケットが売れた。更に驚くべきことに、その時のカバー曲”I Will Always Love You”は4400枚も売れたということである。これはアルバム売上で歴代4位に入った。
同じ年に、彼女は男性歌手と結婚して、翌年女の子を授かった。結婚の前後から、彼女の言動に変化が出始めた。ショウを突然キャンセルしたり、遅刻したりするようになった。声もしゃがれてきた。マスコミは薬物とアルコール依存症と書きたてた。
2007年に離婚して、彼女は依存症を認め、治療のために入院した。
2010年、治療を終えて、彼女はステージに復帰した。そして、これからの復活を期待されていたところであった。
以上は、VOA(Voice of America:ボイス・オブ・あめりか)というアメリカ国営放送が英語を母国語としない人に向けて易しい英語で放送しているニュースを私の拙(つたな)い英語力で翻訳・要約したものである。彼女の葬儀は本日、土曜日に彼女の生まれ故郷で行われる。
お金も名声も手にしても、人は悩みを持つ。お金も名声もなくとも、人は悩みを持つ。生きること自体が悩みの連続なのかもしれない。しかし、人生には悩みだけでなく喜びもある。初めて人前に立って歌って拍手を頂いた時、自分のレコードが出た時、恋、結婚、出産・・・。薬物やアルコールに依存していたから、彼女を弱い人とは、私は思わない。それも人間であるからこそだと思う。依存症から抜け出そうと努力したことを私達は忘れてはならない。短い人生でも、彼女には充実した人生であった。天国でも、私達のために歌ってくれることであろう。
ホイットニー安らかに・・・。
さて、海外でバレー指導を本格的に行うために英語の再学習を始めた訳であるが、東京American Clubでの指導、アテネ・フランセでの英会話教室受講、VOAでの自習、といよいよ英語漬けの生活になってきた。ホイットニーの易しい歌詞での歌を覚えるのも英語学習になる。しかし、あのキーの高い声が出るかな・・・。
明日の夕方から、いよいよAmericanスクールの中学女子生徒達にバレーの指導スタートだ。
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