2013年3月24日日曜日

Sun.March 24,2013 6人制バレーボールの改正点

昨日の午後から本日の4時まで、1日半を費やし日本バレーボール協会審判規則委員会の会議、全国審判長研修会そして全国6人制審判講習会が開催された。私も規則部員として最後まで出席した。

本日は、会場を三田にある慶應義塾大学中等部体育館に移し、講義と実技で6人制審判講習会が開催された。今日の講習会を始めとして、この後、ブロック伝達講習会、都道府県伝達講習会と順次全国に2013年のルール改正-修正点が伝達されて行く。

今回は改正点が多く、12項目ある。その中でも大きな改正点は、『ヒットの特性について』(規則9.2.4)である。条文は「サービスレシーブでは、指を使ったオーバーハンドの動作でダブルコンタクトやキャッチをした場合は反則となる。」と書いてある。実は、私もルールブックの編集に携わった規則部員であるが、文言だけでは分からないな、と思っていた。そして今日、指導部から具体的に実技で示され、納得した次第である。

判定の考え方としては、2段トスのボールハンドリングの基準を当てはめて考えれば良い、と説明された。つまり、オーバーハンドを用いてのサーブレシーブを2段トスとして置き換えて判定すれば分かりやすい、ということだ。また、指に触れずに手のひらや側面でヒットしていれば、グッドである。手の平に触れ、連続して指に指に触れたならばドリブルの反則。手の中に入りすぎてボールが止まればキャッチ(ホールディング)の反則。

モデルに関東一部の慶應義塾大学と国士舘大学の男子バレー部が協力してくれた。若手のA級公認審判員が審判団を形成し審判に当たった。日本協会審判規則委員会の役員、そして全国から出席したなんと340名のA級公認審判にコートを取り囲まれながら審判を行うのであるから、彼らの緊張度はこちらにも伝わって来た。

講師から注意され、評価され、仲間からもコメントを頂く。日本の審判員の世界バレーボール界での評価が高いのも、日本の隅々までこのように厳格な育成システムがあるからこそである。4セット行われた中で1セットは女性だけの審判団でゲーム全体をコントロールした。コメンターも女性国際審判員である。

閉会の辞で副委員長の小野寺二男先生からこの体育館を貸していただいた慶應義塾大学中等部の先生が紹介され全員で感謝を述べた。そのお名前が、杤堀と聞こえた。もしやと思って、帰りがけにその女性の先生に確認したら、私のバレーの師の一人である杤堀申二先生(筑波大学名誉教授)のお嬢さんであった。彼女が高校生以来、20数年ぶりの再会であった。お嬢さんはA級公認審判員を取得していた。

この二日間、久しぶりに審判の学習ができた。次は、私が伝達する番だ。



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