女子は、初めて決勝進出の岡山シーガルズと2連覇を目指す久光が対戦した。結果は久光が2年連続3回目の優勝であった。
久光製薬スプリングス - 岡山シーガルズ 3 - 0 (25-22, 26-24, 25-16)
シーガルズで目についた選手は川畑さん。実に上手にブロッカーの指を狙ってボールを打って、コート後方へのブロックアウトを取っている。滞空力を利用して、ブロッカーの落ち際に仕掛けている。シーガルズ全体としては、サーブが弱い。久光のレセプション(Aパス)が、73.2%と高いことが、そのことを証明している。
久光の選手層は厚い。ゲームに出ていない全日本選手も多い。久光は、来週から再開されるVリーグでも多少の故障者があっても層の厚さで更に優勝を手中にする可能性は高い。最後に、両チームとも外国人を使わずに決勝戦に出てきたことは価値がある。
男子は、5年ぶり2度目の優勝を目指す東レと今季初めてVプレミアに昇格したばかりのジェイテクトの戦いとなった。
(日曜の試合なのに観客が少ない。PR不足なのか?) |
東レアローズ - ジェイテクトSTINGS 3 - 2 (26-28, 25-23, 25-20, 28-30, 15-10)
ジェイテクトのスーパーエースのフェルナンド(196cm)はキューバ人。2011年のワールドカップでベストスコアラー賞を取った。それにしてもジェイテクトというチームを、私は、ほとんど知らない。TVの解説で、監督は市立船橋高校出身者であること、創部は1958年で当時のチーム名は豊田工機であったこと、創部時は9人制バレー部であったことを知った。
(ジェイトクトのパイプ攻撃。クイッカーはCクイックに入り相手のミドルブロッカーを右側に引き付け、バックアタッカーはノーマークの状態でジャンプに入ろうとしている。相手のミドルブロッカーは、身体が左に流れているので、2回目のブロックジャンプのために右方向に移動することは難しい) |
(東レのライトブロッカーが、すかさずヘルプでミドルに移動してくるものの、身体が左に流れている。バックスパイカーは、それを見て打球方向をターン気味にボールを左に切って打っている。ボールの斜め上の1時方向からカットしている) |
ゲームは、正直、女子の決勝戦より面白かった。男子バレーの迫力がTV画面からも伝わってきた。力強いスパイクをブロックしたり、レシーブしたりしてラリーを続ける男達に見入った。先月開催されたグラチャンの全日本のゲームより選手はひたむきに体力の限界で戦闘していた。時速100キロ以上で飛び交うボールを生身でコントロールしあう。気を抜いてプレーしたら大怪我してしまう。味方同士の接触プレーもある。ネットのある格闘技と言われるゆえんである。
女子バレーは、美しき戦士たちの華麗なプレーが魅力である。男子バレーは筋肉の軋む音、荒々しい息遣いが聞こえそうな戦いが魅力である。
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