実は、それらのTシャツは、茨城県にお住いの富島さんという方から昨年にカンボジアまで送って頂いた寄贈品です。胸のプリントも細かいところまで綺麗に仕上がっています。さすがに日本人の手にかかると繊細ですね。
(平均年齢23歳、平均身長186cmの小型チームです。かれらの天性のバネと 戦術の創意工夫で6月5日から始まる東南アジア大会を戦っていきます) |
今週から、ナショナルチームの練習の場を国内で唯一、木の床のある大きな体育館に移しました。スポーツ省に掛け合って、大きな体育館に慣れることが必要と訴えたことが通ったからです。小さな体育館でばかり練習をやっているとプレーも小さくなってしまいます。シンガポールでの本番の体育館は、高い天井の体育館です。そのような大きな空間に慣れておく必要があります。
いよいよ戦術練習も細かくなってきました。Reception(サーブレシーブ)の良くないカンボジアチームの基本的な攻撃戦術としてアタックラインを起点とした攻撃をメインの戦術としてしています。男子の場合、相手のチームの4人はジャンピング・スパイク・サーブです。これを上手にネット際のセッターレシーブしようとすると、相手コートにダイレクトで戻ってしまう可能性が高くなってしまいます。もしくはセッターのタッチネットを誘発します。
従って、Receptionは完ぺきを求めず、サーブの来る方向の自コートのアタック・ライン上方にボールをレシーブします。サービス・ボールの方向にボールを跳ね返すことは、さほど難しいことではありません。左右に方向を変えてレシーブしようとすると難しくなり、失敗するケースが増えてきます。
ボールの来た方向に、短くアタックライン上方にレシーブを行い、セッターはそこを起点にして縦のBクイックとバックアタックを絡ませて攻撃します。これがカンボジアの新しい、カンボジアらしい攻撃戦術の1つです。
当然、21歳、188cmのセッターにかかる負担が増します。セッターの特別指導も毎日欠かさずやっています。ブロッカーの位置の確認や気配を察知してセットするれベルまでには至っていませんが、レシーブボールの落下点には素早く移動することができるようになってきました。彼のジャンプセットは、肘より前腕がネット上端より上方に出るので、クイッカーとしては、相手ブロッカーを観ながらスパイクを打つことができます。
0 件のコメント:
コメントを投稿