クメールとは、カンボジア人が自分たちのことを呼ぶときの呼称です。日本が外国からJAPANと呼ばれ、日本人自身はニッポンと呼ぶのと同じです。
正式な発音は、「クメール」ではなく「クマエ」です。
この国に来て間もない時に、青年海外協力隊の後輩隊員たちを私のアパートに招待しました。その中の1人が「渡邉さん、私の友達のクマを連れてきてもいいですか?」と質問してきました。
「えっ!クマ?熊? あなたのお友達に熊さんがいるの!?」
まあ、このような笑い話が昨年ありました。
さて、そういう訳で、選手達は来週から正月のために1週間、練習はお休みです。今日の午前中の練習を1時間半で終えて、その後、全員で体育室を廻りを含めて清掃しました。彼らにとっては、ここまで本格的に清掃するのは初めての経験であったと思います。文句をいう選手は一人もいませんでした。
(マスクは、日本から持参したものを渡しました。彼らは、日本製のモノは、何でも素晴らしいと大事にします。彼らの乗っているオートバイもほとんど日本製です。日本製は、かっこ良い、故障しにくいと定評になっています。私も1952年製造の日本製ですが、見かけは正直良くないにもかかわらず、故障しない(病気しない)ということで彼らは不思議がっています) |
清掃を終えて、私は全てクマエ語(カンボジア語)でスピーチしました。前日、暗記した文章です。
「今回の合宿では、よく頑張りました。来週からクマエ正月が始まります。次のナショナルチームの合宿は20日8:00から始めます。遅刻しないようにお願いします。そして、正月休みであっても、毎日1時間は、今やっている筋トレを実家先でも継続して行うことが大事です」
そして、選手一人一人に私から僅かですが「お年玉」をあげました。
事故なく、全員が20日にまた顔を合わせられるように祈りました。
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