20年ほど前に設立されました。目的は、カンボジアに在留している日本人(邦人)相互交流である「親睦」とカンボジア人(クメール人)との相互理解を深める「親善」の2つです。会員数は、昨年度で385名です。
その日本人会総会が本日の午後、プノンペン市にある国際協力事業団(JICA;ジャイカ)の7階で14:00より開催されました。私は午前中の練習を11時に済ませて、13時10分前には会場の準備のために到着しました。
実は、新年度より私が新米役員を拝命することになっていますので、役員集合時間(13:00)に新米役員としては遅刻することは許されないと思ったからです。他の役員の方達が集まってきたのは定刻から10分遅れでした。やや遅れて始動するカンボジア時間は、この国に永く住んでいる日本人の方達にも多少染みついている習慣なのでしょう。
総会の冒頭に、名誉会長である在カンボジア日本大使が挨拶されました。大使の挨拶は政治、経済、治安に関する有益なお話でした。その中でも、特に大きな意味を持つニュースとしては、来週月曜日に開通する「つばさ橋」のこと、そして日本人学校が開校することです。
(拡大するカンボジア経済を象徴するように翼を広げているように見えますね) |
つばさ橋(カンボジア語ではスピエンツバサ:スピエンとは橋の意味)は、日本の協力で2004年のプロジェクト開始から10年以上の歳月をかけてメコン川に架けられた橋(主橋梁640メートル、橋長2,215メートル)です。今迄は、フェリーを使って8時間かけて通行していました。勿論夜間は運行していません。この橋が完成したことでタイ(バンコク市)・カンボジア(プノンペン市)・ベトナム
(ホーチミン市)が1本の道路(カンボジア国内では国道1号線)でつながりました。
015年末には、ASEAN経済共同体(AEC)が発足します。このことは、カンボジア国内だけでなく、国境を越えた人と物の往来がますます活発化することが予想されます。国道1号線は、同じく日本が支援する国道5号線と合わせ、ベトナム、カンボジア、タイをつなぐ南部経済回廊の要衝として、メコン地域の経済成長を支える大動脈を担うことになります。
この11年間の工事中は多くの難関があったと聞いています。400発以上の不発弾の処理や動植物など生態圏の保護、雨季での工事など多くの障壁を乗り越えて、建設工事を指揮した日本人とカンボジア人の共同作業の賜物です。
明後日の開通式祝賀会には、カンボジアの副首相、日本からも国土交通省副大臣、JICA局長が列席するということです。私にも招待状が来たのですが、先に所用が入っており、出席できないのが残念です。
もう一つのニュースは、カンボジア初めての日本人学校の開校(4月22日)です。今年はプノンペンに暮らす日本人の子供たちの教育環境が大きく変わるでしょう。入学者は小学生から中学生までの23名です。教員は、文部科学省から校長先生を含む7人が派遣され、現地採用で5人が決まっています。全員が日本の教員資格を持ち、日本と同じカリキュラム・教科書、同じ教育水準で授業が行なわれます。
(プノンペン空港の近くにある現在の補習校を改造して校舎にしています。体育館はなく、屋根付の運動場があるのですが、コンクリートむき出しの床です。早いうちにラバーを張った床に改修して頂ければ、子供たちが転倒しても安全な施設になります) |
子供達には、バレーボールを教えたいと今から企画しています。そしてお母さんたちにはママさんバレーボールを、親子には4人制のソフトバレーボールを指導したいですね。
プノンペンから南に車で4時間ほどの所にシアヌーク・ヴィルという海辺のリゾート地があります。ここのビーチは東南アジアでも有数の美しいビーチです。ここで、4人制の親子ビーチバレーボール大会も開催したいですね。私が最近知り合った西洋人中心の外国人たちだけのバレーボール団体があります。そこも巻き込んで4人制のビーチバレーの紹介、そして屋内で行う日本生まれの4人制のソフトバレーボールも紹介していきたいですね。
(私は山も海も好きです。山は宇宙に近く、海は世界につながっています) |
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