2015年6月29日月曜日

28,June 2015 Go for Tokyo Olympic Games

突然ですが、目標を修正します。

第28回東南アジア競技大会を終えて、17日にシンガポールからプノンペンに戻ってきたときは、2年後(開催国:マレーシア)の目標として決勝戦に進むことを考えていました。そのことは、決して不可能ではないことを、今回の大会に出場して思いました。

そして、きょう、その目標を修正することにしました。短期目標は、2年後に東南アジア競技大会で銀メダル以上。そして中期目標は、2024年東京オリンピックにアジア地域代表で出場することです。日本は開催国ですからアジア予選には出場せずとも開催国枠で出場します。私としても、日本と予選会を戦わなくともすむということは、日本人としてありがたいことです。

日本を除いたアジアでのライバルは、次の通りです。イラン、オーストラリア、韓国、中国。いずれのチームも強敵です。今、カンボジアが彼らと戦っても、セット平均12点取るのが関の山でしょう。

では、国際バレーボール連盟の国際ランキング表にも載らないようなバレーボール発展途上のカンボジア男子バレーボールが、あと4年でアジアでトップクラスに上り詰めることができる根拠は何かということです。

マネジメントにおける経営資源である人、モノ、金、時間、情報、そして価値という観点で述べてみます。

まず、「人」です。カンボジアの選手の身体的特徴で、他のアセアン諸国の選手と比べて際立っているのが、手足の長いことと瞬発力のあることです。今回のナショナルチームに選びたい選手は他にも結構いました。私が彼らを指名しても、連盟内の諸般の事情で、彼らは最終選考会で承諾されませんでした。例えば、21歳で197cmのミドルブロッカーが国内にいるのですが、彼がナショナルチームに入っていれば、今回の東南アジア競技大会での成績も一つ上に上がっていたかもしれません。つまり、銅メダルを手中にしていた可能性は大であったと言えます。

このようなことは、大なり小なり、どこの国の連盟・協会にもある問題です。大事なのは外部よりも内部を固めることです。崩壊するときは、外からではなく、内からのほうが脆いものです。

他の経営資源については、おいおいと述べて行きます。

要は、ASEAN11ヵ国でチャンピオンを目指すという小さな目標では、カンボジア国内が一つにまとまらないのです。アジアのチャンピオンを目指すという目標が彼らを一つにする、と私は信じています。

彼らは私にこう言うでしょう。

「Mr.Watanabe,・・・それは不可能です。それは夢物語です」

それに対して私は答えます。
その答えは・・・わたしのことをよく御存じの皆さん方には、良くお分かりであると思います。

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