2016年7月5日火曜日

July 04,2016    日本バレーボール協会を訪問

日本バレーボール協会事務局を訪問してきました。目的は、カンボジアにおける私の2年間の活動報告です。

報告を受けて頂いたのは、強化委員会副委員長の川合俊一さんです。川合さんは、私からの報告を聞かれて、東南アジアの発展途上国での指導の困難さを十分理解して下さったようです。その困難な中でも、東南アジア大会で過去万年最下位の男子チームを5位に引き上げたことを川合さんは評価してくれました。

川合さんは日本ビーチバレー連盟の会長でもあります。川合さんからは、今回のリオ オリンピックにビーチからは男女ともアジア予選で敗退してしまったことに衝撃を受けている、と言われました。アジアのビーチバレーの進歩は凄まじい。特に体格面でトップ4クラスで、女子は平均1.9m、男子で2.0mと高さが世界クラスになってきている、ということです。高さを生かした攻撃は、日本のブロックの上から打たれる場面がしばしばあり、今後の強化は抜本的な対策が必要だ、とも言っていました。

日本のバレーは、1980年のロスで女子が銅メダルを獲得、その後、2012年のロンドンオリンピックで女子が銅メダル獲得しました。この34年間、世界3大大会(オリンピック、世界選手権、ワールドカップ)で以上の2個のメダルだけで、他に何色のメダルも獲得していません。

2020年の東京オリンピックでは、日本は開催国ですから予選を経なくとも出場できます。この2020を梃(テコ)にして、強い日本バレーの復活を目指すべきと私は考えています。

その時に、私にできることは何か。その何かを、私はカンボジアで反面教師として学んできました。一般的に、発展途上国のスポーツは、なぜ弱いのか、理屈では理解していたことを、我が身で嫌というほど味わってきました。そして、カンボジアでの2年間は、私の指導に更に深みを増してくれました。

0 件のコメント: