日本に帰国して、指導の現場に戻りました。まずは、ママさんバレーボールからです。
以前指導していた船橋市内のBell(ベル)というママさんチームです。日本語で「可愛い」という意味のフランス語です。
5年前は、幼稚園児のお母さんたちで結成したチームでした。そして子供たちが幼稚園を卒園すると、お母さんたちは一般クラブチームを作って、私もそのまま幼稚園ママさんチームのコーチからクラブチームのコーチとして一緒にバレーを楽しんできました。
2年ぶりにチームのコーチに戻って練習に参加しました。練習は和気あいあいと仲良くやっています。しかし、残念ながら、チーム力は停滞していました。
計画的に、段階を踏んで練習をしていけば、素人チームでもボール扱いが上手になっていきます。お母さんたちの年齢も30歳代半ばですので体力はあります。
今夜の練習内容は、9人制のフォーメーション理論から入りました。全体を理解することで、個々のポジショニングにおいて必要な技術が明確に理解できます。
その後、今夜の参加人数は10人でしたので、5対5の条件付きゲームを行いました。バレーボールの楽しさ、それはボールを床に落とさずに仲間と連携してボールをつないでいくことです。少ない人数でもミニゲームを常に練習後半に行うことがチームスポーツには大事です。
その場合にポイントとなるのは、条件設定です。例えば、少ない人数で行う場合は、コートを狭くすることです。具体的には6人制のフロントゾーンをアウトゾーンに設定することも有効です。またはコートを縦半分に分割して行うことも実際のゲームに近い感覚で行うことが出来ます。3対3でしたらフロントゾーンだけでゲームを行うことも良いですね。
条件設定では、サービスを1本制にすることで確実性のあるサーブを入れさせることにもなります。またタッチ アウトを重点的に練習する場合は、タッチ アウトでの得点を2点にするという条件を付けることでタッチ アウトのプレイを積極的にやるようになります。
上手になるには、上手になるための方法・内容が必要です。指導者は、そのための知識の引き出しを日ごろから学習して、沢山持っておく必要があります。
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