きょうは、日本におけるスポーツ アカデミー形成支援事業を実際行っている現場の1つである日本体育大学世田谷校舎に行ってきました。
ここで、日本における最近の国際支援事業を整理してみましょう。
この国際支援事業名の正式名は、総称して「スポーツ フォー トゥモロ―: Sports for Tomorrow」と言います。2020年東京オリンピック・パラリンピック大会開催が決定した後に、2014年から2020年までの7年間で、開発途上国をはじめとする100ヵ国以上、1,00万人以上を対象に、日本国政府が推進するスポーツを通じた国際貢献事業です。
Sports for Tomorrowは、主に以下の3つの柱から構成されています。
1. 戦略的二国間スポーツ国際貢献事業
2. スポーツ アカデミー形成支援事業
3. 国際アンチ ドーピング強化支援事業
きょうから金曜日まで日本体育大学で行われるスポーツ庁委託事業は、2番目の領域に入ります。1ヵ月前に日本体育協会から私のところにこの事業の開催案内書が届きました。内容は、日体大とコーチ育成事業を行っている世界的な団体であるICCEが講習会を開催するというものです。受講者は全員外国人で欧米、アフリカ、南米、アジアと多様です。主な職業は大学の教員や研究者です。私は参観者という立場で参加しました。
私が参加した一番の動機は、講習会で使用される言語が英語ということでした。来年度からは、私自身もFIVB国際バレーボール連盟公認インストラクターとしてアジアを中心に講師活動を行う可能性があるので、講習会での英語の使い方を学習する良い機会であると思ったからです。
この日、6時間の講習会に外部から参加して感じたこと、それはアカデミックな英語の力が私にまだまだ不足しているということです。バレーボールだけの分野でしたら、受講者ともやり取りできる自信はあります。しかし、アカデミック、つまりスポーツ科学の専門分野での英語発信力・理解力は、私にはまだ十分に備わっていません。
それにしても、数年前に改築された日体大の施設は大きく、明るく、清潔で設備も整っています。32年前に私がミズノの社員として日体大の以前の校舎に入ったころを思い出しました。
あの頃のバレーボール研究室には部長の中田茂先生、監督の進藤先生、コーチとして着任されたばかりの森田淳悟先生がいらっしゃいました。全日本インカレが大阪で行われるときは、どういう訳か、最終日の夜だけは、私も先生方と一緒の部屋で寝起きを共にさせて頂きました。
思い出は尽きませんが、本日はこのくらいで終わらせていただきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿