2016年7月13日水曜日

July 12,2016   契約会社を退社

2年と1ヵ月は、長いようで短いようですが、昨日11日を持ちまして、私をカンボジアに派遣された契約会社の(株)マルハンを退社いたしました。任務終了による退社です。

現在の日本で2年以上、他国にスポーツ指導者を派遣することのできる組織は、外務省、JICA、国際交流基金の政府関係、余力のあるスポーツ団体(日本サッカー協会など)、そして社会貢献に熱心な民間企業だけです。

(株)マルハンは、バレーボールを通じてカンボジア社会に貢献しようと私を派遣しました。

そして、1年1ヵ月で、東南アジア大会にて、それまでの最下位から脱出して5位になるという成果をあげました。もう1勝していれば、銅メダルを獲得できるところまで行きました。

次の東南アジア大会は2017年マレーシアで開催されます。その大会でのカンボジア男子チームの目標は決勝戦進出としていますが、私の使命は、とりあえず最下位脱出ということでしたので、私の役割は終わりました。次の目標達成における指揮官は、カンボジア人ということです。

国内での指導者育成事業は、私も昨年から始めたばかりでした。スポーツ科学を基にした指導が私の指導の特徴です。生理学、解剖学、力学、心理学、社会学などの科学を学習することでより良いスポーツの指導ができます。

いずれにしろ、カンボジア バレーボール連盟は、私の指導で作り上げたチームを基盤にして自分たち自身の手で強化を行うことを選択しました。彼らの自立は、私の最終目標でもあります。現在のナショナルチームのメンバーが指導者として国内で競い合う時、カンボジアバレーボールはアジアの中で再び輝きを放っていることであろうと期待しています。

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