2010年11月21日日曜日

11/21(日) 東京都中学校バレーボール新人戦 女子の部決勝


 来年の全国中学バレー選手権の東京都予選のシードを決める重要な新人戦が本日東京立正中学校で開催された。今年の全国大会にも東京代表は関東大会ベスト8に5チームも入り、全国でも八王子実践が準優勝している。そして、本日の女子の決勝戦は、4年前に連続日本一を成し遂げた文京学院大中学校が大崎中学をフルセットの末振りきって4年ぶりに優勝した。実力的にはベスト4決めで対戦した八王子実践が2番手、3番手が平均身長も170cmで攻撃が魅力的な大崎、その後に北沢、共栄学園、駿台学園、新宿、大森七と続く。
 文京は、得意のネットすれすれのスピードサーブで相手レシーブ陣を崩し、ブロックで仕留める。攻撃はライトにエースアタッカーを配置し、スピードあふれるジャンプトスで相手ブロッカーを絞らせない。4年前の山川のような大型エースはいないが、全員が小気味の良いジャンプ力から鋭いスイングで球足の速いスパイクを放つ。総監督の山根貞子さんの指導が十分行き渡っている。
 大崎中はセッターが170cmはあるのであろうか中学女子では大きい部類に入る。あれで、ジャンプトスを実行し、ボールの下に入るのがさらに速くなれば良いセッターになるであろう。アンダーでのトスが少し多すぎたようだ。アタッカーとしてはオーバーハンドでトスを上げてもらったほうが、安心して相手ブロッカーや相手チームのレシーブ体型を確認してからスパイクコースを選択できる。リベロもアンダーでのトスが多すぎる。ブラジル男子のリベロはアタックラインを跨ぎながらでもオーバーハンドでトスを上げている。見習ってほしいものだ。大崎のアタッカーがブロックをスポーツビジョン能力を高めて、ブロックアウトやタッチアウトを覚えるともっと良いチームになると思う。
 決勝は、1,2年生の新人戦とはいえ、さすがに全国でレベルが一番高い東京都、見ごたえのあるゲーム展開であった。子供達はほとんど小学生バレー全国大会で活躍しているようで、金町ビーバーズ、立会クラブ、小岩クラブなどのチーム名が観客席から聞こえてきた。
 小学生バレー、中高一貫バレーの変容、公立学校授業料無償化、私学の特待生制度の減少・進学学路線拍車、公立のスポーツ推薦制度増加などジュニアのバレーを巡る環境が変わってきた。
(画像は、久し振りの優勝に円陣を組んで父母と共に喜びを爆発させる文京学院大中学校女子バレーボール部。応援には、昨日、春高バレー東京都予選第2代表の文京のお姉さん達の高校バレー部も吉田監督一緒に会場に来ていた。祝勝会連チャンご招待を避けるために、私はスタッフに祝福を述べてさっと会場を後にした。明日は会社に出勤だ) 

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