我がママさんチームの指導に2日、他の地域のママさんチームに2日と、今週はママさんバレ一色の週になりそうだ。
初心者チームに不足しているのは基本技術よりも、ゲーム・マネジメントの基本が不足している。つまり、ゲーム形式での練習、ゲーム慣れが不足している。ゲーム練習から個々の基本練習につなげていくのが、強いチームの作り方だ。本日は、我がチームの練習日。同じ区内のPTAチームを誘ってのゲーム練習を行った。練習試合とゲーム練習は違う。練習試合は、試合と同じようにゲームが進行していくが、ゲーム練習は、大きなミスが出たときにゲームを止めて指導となる。例えば、2段トスを強く打てない場面では、その原因をプレーヤーと一緒に考える。指導者がミスを指摘して、次からこうしなさいと言葉での指導だけでは効果的な指導(対策)にはならない。「なぜ、強く打てなかったのか?」と私が質問する。プレーヤーが答えられない。「では、どちらのやり方が強く打てる?」と私が実技で示す。「助走がほとんどなかったからですか?」プレーヤーが答える。「そうだね。その場でボールを投げるよりも、前に走りながらボールを投げる方がボールは遠くに飛ぶよね。つまり、体重移動を使うと強いスパイクが打てるんだね」とプレーヤーの答えをつなげて解説する。そして、ここからが大事なのだが、説明だけで終わらずに、ネット際でブロックジャンプしてから、ネットから素早く4m離れて助走距離を取り、2段トスを1人連続5回を2セット行う。頭で理解したら、体で覚えることが個々の技術(スキル)を短時間に覚えるコツである。次には、スパイクレシーブを行ってから、後方に下がって助走距離を取ってスパイクに入る練習を行う、ということである。
点数は必ずつけることで「競争的」になる。また、一方のチームから連続して特定のコースにサーブを打たせたり、特定の位置からのスパイク攻撃だけ行い、他方のチームのプレーヤーに反復練習をさせて個人の能力を伸ばしたり、フォーメーションの確認を行う。このようなゲーム練習は、仲の良いチーム同士でなければできないものである。
多くのママさんチームのメンバーは1チーム作る(9名必要)のがやっとの少ない人数である。日頃からBチームも作れるだけの人数は揃っていないのが実情である。同じ地域で同じ練習日に活動しているチーム同士、月に1回以上は合同練習を行い、ゲーム練習を行ってみたらいかがであろうか。必ずや短期間でボールが落ちないゲームができるようになる。そうすると、公式試合では、勝てるチームではないが、ボールが直ぐには落ちないので、結局、なかなか直ぐには負けないチームになり、更に3か月継続していくと、自分達より少し強いチームにも勝てるようになってくる。
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