2011年6月11日土曜日

6/8(水) 前谷ママさんチームin三郷市





 先月の埼玉県三郷市にて開催された「神白(かじろ)杯ママさんバレー交流大会」にて、紹介されたのが「前谷(まえや)ママさんチーム」。試合中に、私がベンチの傍を通り過ぎようとしていたとき、ベンチにいるお二人の大ベテランの女性監督と女性コーチから「どうぞ、どうぞ、お座りください」と柔らかな言葉使いと満面笑みの中にも強引な引き込みでベンチに座らされたのが、事の始まりであった。
 新宿の歌舞伎町などにある怪しげな店の前に立っている客引きなどまったく反応しない私ではあるが、その時の70歳を過ぎたであろう女性監督とコーチの眼に灯っていた怪しげな火に吸い寄せられるかのようにふらふらとベンチに座ってしまった。「これは、これは、好機来るとはまさにこのこと。この男の能力を試してみよう」と、思われたのかどうかは知れないが、ゲームの途中からであったが、アドバイスすることとなった。



 結果は、相手が強すぎて、一桁しか行かなかった。しかし、2セット目の方が点数がとれていたのでそこのところを評価した。「凄い!2セット目の方が点数が1点多い。つまり、1セット目の反省と対策がなされている結果です。この調子で次の試合も行けば、畳の目ほどですが進歩していきます。頑張って!」これで喜んだのが2人のお姑監督・コーチ。伝令でアラフォー世代で髪を短くお下げにしているキャプテンが飛んできて「先生、どうしたら強くなれるでしょうか?」と聞いてきた。このキャプテンの眼は宝塚男役スターの如く大きくパッチリとしている。その目で私の目をのぞかれると、私も年甲斐もなくクラクラとめまいがして思わず「今度チームに指導に行ってあげましょう」と自分の意思とは違うもう一人の私が返事をしてしまった。



 その日から2週間たって、本日、前谷クラブの練習会場である三郷市立前谷小学校に行ってきた。公式試合が近いということで、対戦チームのメンバーを集めていただいて、ゲーム形式での練習を行った。アップの練習を見ていて気づいたのは、パス力が弱いこと。ランニングパスを行っているのは、動いてからのパスが大事なので、これは良い練習をやっていますね、と評価した。但し、互いの距離が短いので、最低でも7mは距離を取ってやってください、と指導した。



 9人制を上手くやるポイントの一つは、2段トスの成否にある。レシーブがネット際のセッターにきちんと返球される確率が50%以上になれば、ママさんバレーとしては中級レベルである。セッターに返球されないボールは2段トスとして一般的に長い距離をボールを飛ばさなければならない。つまり、遠くに飛ばすパス力が要求される。そしてスパイカーがジャンプして打てれば、相手チームがミスする確率が高くなる。ラストボールをスパイカーがジャンプして角度をつけたアタックで返すか、パスで放物線のチャンスボールを返すかの違いである。



 パス力をつけるためには、スクワットトレーニングで下肢の筋肉(大腿四頭筋、殿筋、ハムストリング筋、下腿三頭筋など)を鍛え、体幹(背筋、腹筋)を鍛え、腕立てで大胸筋を鍛えることが必要である。まずは2日に1回、女優の森光子さんもやっているスクワットを30回と膝立の腕立てを10回を2セット行うことを3ヶ月間続けることをお勧めする。何事も努力なくして向上しない。小さな努力を継続することが成功の秘訣である。

 大ベテランお二人の幹部と大黒柱のキャプテンがいる限り、初心者の集まりであるが若いチームはぐんぐん成長していくことは間違いない。三郷市名産品の大きなどら焼きを食べながらそう確信した。


(画像は、三郷名物のどら焼き。小豆の中に大きな栗が入っている。甘すぎないので2個は食べれる。コーヒーで頂くと美味しさがまた増す)

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