月曜日に、磐城第一高校女子バレー部監督の菊池先生から、結果報告がメールで来た。「2回戦で敗退しました。すみません。私の力不足で生徒達には、可哀そうなことをしました。また頑張ります」。
磐城第一とは、2年前の12月に茨城県日立二高での合宿時に初めて会った。その後、磐城市バレー協会主催の指導者講習会の講師として磐城市にお邪魔したり、私の方で神奈川県の方で全国クラスのチームとの練習試合の紹介をしたりで、年に10日間ほどは一緒に強化練習する機会があった。その後も、メールや電話で監督とは連絡を取り合っていた。2月の新人戦では、初めて県大会でベスト4に入り、優勝チームとフルセットの接戦をするところまで実力が向上してきた。6月の県大会インターハイ予選にも希望が持てた。
そして、3.11の震災と原発被災。部員の数名の家が津波で流され、いまだに終息しない原発事故で多くの住民が隣のいわき市に避難してきた。部の練習もままならない。関東への強化合宿に誘ってもそんな予算も余裕もなかった。そして、11日に生徒達のインターハイへの挑戦が終わった。実力を出し切れないでの2回戦敗退は悔しく、無念であったろう。
菊池監督への返信で「あきらめないで、挑戦を続けてください」とメールを打ったが、衣食住足りてのスポーツである。まずは、子供たちの生活が日常に戻ることが基本である。励ますようなメールを送った自分を恥じた。限界を超えて頑張っている人を更に頑張れと励ますことは失礼なことである。
急に、学校に行きたくなった。菊池監督と生徒たちの顔を見たくなった。
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