今月の19日から27日まで女子が、男子は6月1日から10日まで、ロンドンオリンピック出場権をかけて東京体育館で最終予選が開催される。
出場するチームは、まだ全て決まっていないが、女子はアジアのタイ、韓国、チャイニーズ台北に大陸予選で惜しくも代表を逃したFIVBランキング上位チームであるセルビア、ロシア、そしてまだ確定でないが北中米でキューバに負けたドミニカ、南米からはブラジルに負けたペルーが出場する模様だ。おっと、開催国の日本を忘れていた。
この中から、アジアでの優勝国1チーム、全体で3チームの4チームが決定する。開催国の日本は非常に有利な条件下にある。まず、対戦チームの日取りを2チーム選択できること。そして、私はこれが一番大きいと思うのであるが、常にゲームが夕方に開始されるということ。これは、コンディショニングの面で大いに有利である。最もコンディションに苦労するチームは、対戦表を見るとチャイニーズ台北かな?朝一で対戦した翌日には夜の最終戦を日本と戦わなくてはならない。
コンディショニングは、これからの指導者が学習しなければならない分野である。 特に国際試合では、直前の合宿地の選定、時差、食べ物、宿舎、練習会場、メディア対策など気を使わなければならない要素が沢山ある。大会本番で実力以上のものは出ない。限りなく実力に近いものを選手たちが発揮できるように身体的、心理的に最適な環境を整えておくのがナショナルチームの監督の重要な仕事である。
大会本番では、表に出てこないこのような裏事情を私は追跡していきたい。
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