2012年10月23日火曜日

Mon.Oct.22,2012 春校バレー&全日本ユース

  春高バレーの予選会が、各都道府県で行われている。
 17日は、宮城県男女の決勝が行われ、男子は東北が仙台商をストレートで破り9年連続28度目、女子は古川学園が利府をストレートで退け8年連続33度目の全国大会出場を決めた。女子の古川学園は今年の高校総体、国体とも初戦敗退と悔しい思いをしているだけに、本大会へ向けて意気込んでいる。 1年生主体のチームで、唯一スタメンの3年生、及川がプレーでチームを引っ張り、最上級生の意地を見せた。
(古川学園vs県立利府の決勝戦)

 決勝戦のあった日、私は同じ宮城県内にいて「全国ねんりんピックソフトバレーボール交流大会」に選手で出場していた。昼過ぎに、県協会理事長の小野寺先生から留守電が入っていた。

 「なべさん、華麗なプレー見ていましたよ。午後から春高バレーの決勝が始まるので移動します」
ありゃ・・・かれいはかれいでも、加齢なプレーを見ていただいていたのか。ありがたいですね。

  小野寺理事長の甥ごさんが、実は決勝に残って古川学園と対戦した県立利府高校女子バレー部の監督。古川学園女子バレー部の監督は岡崎先生だが、その岡崎先生の父親の岡崎先生は県ソフトバレーボール連盟の会長としてねんりんピック・ソフトバレーボール会場の本部席にいる。

 本題から外れてきたが、宮城県バレーボール協会の特徴のひとつでもあるので、もう一つ話題を続ける。ねんりんピックが終了した翌日、我々のソフトバレーチームが古川駅から東京に帰るため改札口に行くと、そこには以前県立利府高校で校長職を勤めた長田(旧姓:赤坂)先生がいらした。長田先生と私はお互いに養子なのか妙に相性が良い。長田先生は「なべちゃん、俺らは、ようしは、ようしでも『容姿端麗の方のようしだ』などと古川なまりで優しいいことを言ってくださるのだが・・・。
 以上、お名前が出てきた先生達は、皆、日本体育大学バレー部出身ということが共通事項で、宮城県は何故か日体大OBが多い。

 
 ▽男子決勝
東北   3 27-25 0 仙台商
       26-24
       25-21
 ▽女子決勝
古川学園 3 25-16 0 利府
       25-18
       25-22

 
 来週に決勝を控えている県も多い。その内、山梨県と長野県の決勝進出までの情報を収集してみた。
まず、山梨県であるが、決勝は28日、甲府市小瀬町の小瀬武道館で、女子が午前9時半、男子が同11時半から行われる。

 男子の準決勝は以下の通り。

日本航空2(25-11、25-19)0駿台甲府

甲府工2(25-22、25-23)0谷村工

 ▽3位決定戦

駿台甲府2-1谷村工


 女子は、東海大甲府が恐らく始めてだと思うが決勝に進出した。監督さんは、確か東海大を3年ほど前に卒業した女性教員と聞いている。当時の東海大学女子バレーボール部監督である成田先生の推薦だから優秀な方なんでしょう。
 山梨県女子は県立増穂商業高校が頭1つリードしている感じですね。

 ▽準決勝

増穂商2(25-6、25-12)0帝京三

東海大甲府2(20-25、26-24、25-19)1日本航空

 ▽3位決定戦

帝京三2-1日本航空

  長野県もバレーボールが盛んでレベルが高い県だ。 21日に男女の1回戦から準々決勝までが行われた。男子は長野日大、岡谷工、飯田工、創造学園、女子は東京都市大塩尻、松商学園、東海大三、長野日大がそれぞれ4強に進出した。男女の準決勝と決勝は11月11日に長野市のホワイトリングで行われる。

 さて、国際大会であるが、バレーボール女子のアジア・ユース選手権は20日、中国の成都で決勝が行われ、日本が中国を3-1で下し、4大会連続5度目の優勝を果たした。日本は1次リーグから8戦全勝。熊本信愛女学院高1年の古賀紗理那が大会最優秀選手に選ばれた。上位3チーム(日本、中国、チャイニーズタイペイ)とタイに、2013世界ユース選手権(開催地:タイ)の出場権が与えられる。
(白井美沙紀chan)

 このチームの中で私が注目しているのが白井美沙紀ちゃん。私は、実は彼女が小学生の頃から、知っている。お父さんは関東大学バレーボール連盟1部リーグ所属の松蔭大学女子バレー部監督。白井監督とは、彼が日体大学生の頃からの知り合いである。彼は、卒業後東芝京浜女子バレー部のコーチ、全日本女子チームのコーチなどを歴任して、苦労の末、松蔭大学の職員として働くかたわら監督を続け、レベルの高い関東大学1部の下位にいるが、降格もせず残留している。この秋季リーグ戦も1部で最下位となって入れ替え戦に回ったが、2部1位の日本女子体育大学をストレートで退けている。国立大学でもなく、体育・スポーツ科があるわけでもなく、入学への特別な配慮があるわけでもない普通の4年制大学なのに関東1部に定着していることは凄いことと私は評価している。
(中国との決勝戦。打っているのは白井美沙紀)

 私は彼に「白井さん、入れ替え戦の王者だね」と皮肉を込めて言っているのだが、彼は「いやあ、不思議に負けないですね。経験のなせる業かな?しかし1部で優勝したい!」と動ぜずに言い返してくる。お嬢さんは、大和南に進学した。その後、お父さんの大学に行って親子で1部優勝を遂げて欲しいな。そして、美沙紀ちゃんには175cmの長身を生かして高校2年生になったらセッターに転向してシニアでの全日本を目指して欲しい。彼女の攻撃力を生かすためには2枚セッターが良いであろう。また、楽しみが増えた。

<個人賞>
MVP: 古賀 紗理那 (日本)
ベストスコアラー: 古賀 紗理那 (日本)
ベストセッター: 田原 愛里 (日本)

<最終順位> (前回2010)
1位  (*1)  日本  4大会連続5度目の優勝(97/07/08/10/12)
2位  (*2)  中国
3位  (*5)  チャイニーズタイペイ
4位  (*4)  韓国
5位  (*3)  タイ
6位  (13)  インド
7位  (*6)  カザフスタン
8位  (--)  ホンコンチャイナ
9位  (10)  ベトナム
10位  (*9)  イラン
11位  (*7)  オーストラリア
12位  (--)  モンゴル
13位  (--)  スリランカ
<全日本ユース女子バレーボールチーム>
*1  芹澤 友希   1996  161   S   土浦日大高校2年 (C)
*2  古賀 紗理那 1996  180  WS  熊本信愛女学院高校1年
*3  中田 紫乃   1997  178  WS  北秋田市立鷹巣南中学校3年
*4  髙野 由里加 1996  180  MB  大阪国際滝井高校1年
*5  林 日向子   1996  176  MB  大阪国際滝井高校1年
*6  坂本 奈々香 1996  175  MB  北九州高校1年
*7  白井 美沙紀 1996  175  WS  大和南高校1年
*8  橘井 友香   1997  172  WS  札幌山の手高校1年
*9  浮島 杏加子 1996  172  WS 延岡学園高校1年
10  髙相 みな実 1996  163   R   東京都市大塩尻高校1年
11  田原 愛里   1996  161   S   文京学院大女子高校1年
12  和田 実莉   1996  151   L   金蘭会高校2年

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