毎週火曜日は、我がソフトバレークラブの定期練習日。今日からセッターのトス練習とスパイカーのコース打ちの練習を12月まで継続してやることにした。
セッターのトスであるが、ボールを手の中に入れ、手首関節のバネを使ってボール・コントロールすることは一般の愛好者には難しい。ボールが大きいのでなおさら難しい。それでも、ボールを指で弾いてコントロールすることはできる。ソフトバレーボールのセッターはサーブレシーブの時は一般的に女性が行う。女性セッターにとって難しいセッティング(トス)は、主に2つあって、ネット際でのジャンプセット(トス)と短いサーブレシーブ返球(パス)をトスすること。
|
(拙著「確実に上達するソフトバレーボール」から) |
ジャンプトスは、シングルハンド(片手)のほうが高さが出るのでこちらをお奨めする。練習としては、First(まず最初に)、対人パスのときからシングルハンド・パスもやっておくことである。五本の指を使ってボールを弾くが、形はちょうどバスケの片手シュートのようになる。右手であれば、右肩斜め上方でボールを捉え、ボールをひき付け、軽く曲げて構えておいた肘を伸ばして、5本の指で弾く。Then(次には)、3人で三角シングルハンド・パスを右回りと左回りを行う。次第にジャンプの要素を加えていき、低いジャンプから高いジャンプへと難度をあげていく。右回りの時は右手(左手) で、左回りの時は左手(右手)で行う。このときの最初の構えは両手トスと同様にセットしてジャンプする。始めから片手だけで構えてジャンプすると空中でのバランスを崩してしまう。And then(そして次には)、実際にセッターをネット際に立たせて行う。
Finaly(最終的には)、ゲーム練習のときに、レシーブをなるべく高めに返球して頂き、全てシングルハンドでトスする。A,B,C,Dのクイック攻撃、サイドの平行トス(シュート)、オープントス(ハイ・セット)も意外と簡単にできる。セッターのツー攻撃も交えると更にバリエーションが増える。
これで思い出したが、滞空力を増すコーディネーション・トレーニングを紹介したい。6人制、9人制でも勿論やって欲しい。サイドスパイカーを通常の位置からアプローチ(助走)させるスパイカーはジャンプしてスパイクを実行するフォームを作る。そして、右利きであれば左手の5本の指でクイックトスのようにボールを空中に置くように軽く弾く。スパイカーは、すぐさま右腕をスイングさせ右手でボールをヒットする(打つ)。空中のバランス感覚、滞空力が増します。
来週は、ソフトバレーボールに適した「オジさんでもできるジャンプ・スパイク・サーブ」の導入と練習法を本邦初めて紹介したい。解説すると、何だそんなことか、と拍子抜けすると思われるが、新技術なんてそんなもんです。ただし、練習法を開発するのが一苦労なんですよ。今回は、他のスポーツを観察していて、これだ!と思いつきました。他のスポーツを観察していると、参考になるプレイは沢山ありますね。
2 件のコメント:
スキルのコツ有難うございます!大変参考になります。結構前からTipsと練習内容の投稿を期待しいました。^_^
@ 来週は、ソフトバレーボールに適した「オジさんでもできるジャンプ・スパイク・サーブ」の導入と練習法を本邦初めて紹介したい」
49歳で、興味津々です(笑)。
ジャンプフローターを主な武器として使っていますが、オジさんでもできるジャンプ・スパイク・サーブもレパートリーに入れたいなぁ。問題(課題)は安定のことかな?
ジャンプフローターはとても効果的ですが、革バレーのボールと比べてソフトのボールはすごく敏感で、ネットかアウトで終わるサーブが少なくないです(ソフトバレーは今年の5月にやり始めました、経験がまだ浅い)。わたなべさんの「バレーボール指導書」を覗きたくなりますなぁ(笑)。
アラン
http://tinyurl.com/8mszzkr
アランさん、
Bonjour!
20年ほど前に元USA女子バレーボールチーム監督のM.セリンジャーがサービスのことで言っていました。
「サーブは、今後、よりネットの近くで(エンドラインからよりコートの中に空中進入して)、より高い位置で、実行されるよ。そのほうがよりスパイクに近づいて効果的だからね」
。
確かに今のバレー界はそうなっていますね。そして私はこうも思うのです。そのようなサービスを更に効果的なものにするためにも、エンドライン後方からのno spin serviceを打てるサーバーを組み込むことが必要です。つまり、レシーバーのボールを待つ感覚を乱すわけです。野球のピッチャーの投球術で、最初にカーブなどを投げて、視覚を緩いスピードに慣れさせておき、次に剛速球のストレートを投げてスイングを遅らせる戦術と同様です。
おっと、コメントが長くなってしまいました。では、また・・・。
コメントを投稿