<成年男子>
愛知(豊田合成) - 新潟(選抜) 3-0 (25-22, 25-15, 25-15)
愛知は3年ぶり2度目の優勝。
<成年女子>
佐賀(久光製薬) - 滋賀(東レ) 3-0 (26-24, 25-18, 25-18)
佐賀は23年ぶり2度目の優勝
久光製薬スプリングスが、昨年の山口国体決勝で敗れた滋賀(東レ)に3-0のストレート勝ちし、日本一に輝いた。今年就任した元全日本セッターの中田久美監督にとっては指揮官として初のビッグタイトル。
(佐賀県と滋賀県の県名の入ったユニフォームで闘った佐賀の久光と滋賀の東レ)
<少年男子>
愛知(選抜) - 大阪(大塚) 3-0 (25-19, 25-14, 25-18)
愛知は4年ぶり2度目の優勝勝。
優勝の愛知県からから5位香川県まで、西日本勢。その下に東日本勢の東京都、宮城、千葉県と続く。単独での出場県は、準優勝の大阪(大塚高校)と同位7位最下位の千葉県(市立習志野高校)の2校(2/8:25%)だけであった。
<少年女子>
決勝: 長崎(九州文化学園) - 山口(誠英) 3-0 (25-14, 25-14, 25-18)
3・4位決定戦:千葉(柏井) - 大分(東九州龍谷) 3-0 (25-21, 25-18, 25-23)
【最終順位】
優勝: 長崎県(九州文化学園高校)
準優勝: 山口県(誠英高校)
第3位: 千葉県(柏井高校)
第4位: 大分県(東九州龍谷高校)
第5位: 神奈川県(神奈川選抜)
第5位: 東京都(東京選抜)
第7位: 埼玉県(埼玉選抜)
第7位: 鹿児島県(鹿児島選抜)
長崎県が九州文化学園単独のチームで6年ぶり6度目の優勝を飾った。初戦から決勝まで失セット0ゼロというのは素晴らしい。決勝では同じく単独の山口県誠英高(昨年の山口国体優勝)にストレート勝ちを収めた。2年後には長崎県で国体が開催される。
(関東大会では3位の柏井高校。30数名のバレー部員をまとめていくのも大変)
国体チームの推薦に関して、千葉県として、今年度から単独チームで行こうということを委員会で決めたが、県立柏井高校は、見事単独チームの良さを発揮してくれた。一方、男子は単独の良さが生かされなかった。今後の検討課題である。
(準決勝の中国vs日本の試合)
タイ国で開催されていた第16回アジアジュニア女子バレーボール選手権大会2012の決勝の結果が飛び込んできた。日本は第3位と前回と同じ結果であった。優勝は中国、準優勝はチャイニーズ台北。4位がタイ。4位までの国が来年チェコで開催される世界ジュニア女子選手権大会に出場できる。今回の全日本ジュニア女子チームの編成は国体と重なったため、国体出場チームからは選手が選ばれていない。日本のジュニア女子の層の厚さが証明された大会でもあった。
<最終順位> (*:前回2010の順位)
1位 (*1) 中国 2大会連続10度目の優勝(第6回~13回/第15・16回)
2位 (*5) チャイニーズタイペイ
3位 (*3) 日本
4位 (*4) タイ
5位 (*2) 韓国
6位 (10) インド
7位 (*6) カザフスタン
8位 (*9) イラン
9位 (11) オーストラリア
10位 (*8) ベトナム
11位 (14) ホンコンチャイナ
12位 (12) ニュージーランド
13位 (15) スリランカ
14位 (--) モンゴル
15位 (--) トルクメニスタン
16位 (--) クウェート
しかし、浮かれてばかりではいけない。その上のシニア女子では、アジアでも地殻変動が起きつつある。日本、中国、韓国の3カ国のレベルに肩を並べてきているのがタイである。チャイニーズ台北、カザフスタンも侮れない。オーストラリアも協会の強化策と指導者が整備されれば、男子並みにアジアのトップの座を目指せる環境にある。経済の発展とスポーツの強化には関係性があると私は考えている。
そして、社会が成熟してくると強化だけでなく生涯スポーツとしてのレクリエーション・スポーツの広がりが増していく。日本にしかない強みである「ソフトバレーボール」や「ママさんバレーボール」というレクリエーション・スポーツの活動が、長期的な視点で見る場合、ナショナルチームの強化策につながっていく。レクリエーション・スポーツ(健康)とチャンピオン・スポーツ(強化)との接点を更に多く、広く、太くしていくことが今後の日本のバレーボール界の発展に大きく寄与すると考えている。実際、父母や祖父母がママさんバレーやソフトバレーを楽しくやっているのを見て、子供もバレーボールを始めたというケースは多い。
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