カンボジアにおける公的なスポーツ事業の年間スケジュールをこの国に来てから一度も頂いたことはない。こちらから要求すると、全てではないが、部分的に頂ける。こちらから要求しなければ、まったく頂けない。
そのような環境の中で、今朝、いつものようにナショナルチームの練習会場に出ようとすると、コーチから連絡が入って、今朝はスポーツセンターで監督会議があるので出席して下さいとの連絡が入った。
(外国人監督は、私だけ。スポーツセンター長らしき人が議長である) |
このような突然の招集は、この国では良くある。会議開催の予定は決めているようであるが、あくまでも予定であって、突然変わることもあるし、突然決定することもある。
スポーツセンターという名称は、今回初めて聞いた。場所は、ナショナルオリンピック・スタジアムの裏手にあった。なんと50mスイミングプール、4面のテニスコート、老朽化したトレーニングジム、そして会議室が備わっていた。恐らく、オリンピックスタジアム施設内の管理をおこなっている組織なのであろう。
カンボジアのスポーツ組織としては、トップに青年・教育・スポーツ省がある。その下にNOCC(カンボジア・オリンピック組織委員会)、スポーツセンター、そして各NF(各種目別連盟)が傘下にある。
きょうは、2年に一度開催される東南アジア大会(SEA Games)に出場予定の種目全ての監督が集まりスポーツセンターとのミーティングを行うとのことである。各種目毎に要望事項を述べよということなので、私の番になって練習会場の要望を行った。
現在、練習している会場は、内務省クラブチームの小さな体育室で行っている。本番のシンガポールでの会場は近代的な大きな体育館であることを私も事前にインターネットで調査している。会場に慣れておくためにも、国内で唯一、床が木製でできており天井も高いオリンピックスタジアム内体育館で練習できるように要望を述べた。
この件に関しては、同じく体育館をしようしているバスケットボール連盟と使用時間を調整することで解決されることとなった。
それにしても、各種目の監督達の要望事項における話は、長い。全ての種目の要望事項が話し終えたのは9:00に始まって12:00に終えたので3時間かかった。どうも必要以外の話も中には入っていたようである。それが、この国の話し方なのかもしれない。
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