2015年11月18日水曜日

17,Nov.2015   FIVB Seminar started in Bangkok day 2

国際バレーボール連盟主催の「技術セミナー」が昨日からバンコック市内の大学の施設内でスタートしました。

受講者の中に北欧のノルウエーから来ている40歳代後半の男性がいます。顔かたちが北欧の人間には見えなかったので、朝食の時に彼に聞いてみました。聞いたところによると、彼はメキシコ人で奥様がノルウエー人ということでした。2年前に仕事(NGO)の関係で南米各国を転勤し、最終地としてノルウエーを選んだということでした。ノルウエーにはメキシコ人が30数名いるとのことです。

それにしても、あの南米の熱いメキシコから北欧の冬にはマイナス0度以下になるノルウエーに定住するとは、奥さん思いの旦那さんです。彼の口から日本人の名前が出てきました。今年からVプレミアリーグの堺ブレザーズ男子チームの監督に就任した印東さんです。

彼は、女子バレーチームのダイエーや日立佐和、パイオニアで指導者として歩み、その後ノルウエーに2006年に渡りアカデミー(ジュニア育成システム)のなかでジュニア育成に、それからシニア女子、男子と関わって行きました。ノルウエーで成功を納め、2014年に帰国して堺の監督に就任となりました。

昨夜のスリランカで指導された池田先生もそうですが、日本人が世界各国で活躍している話を聞くのは誇りです。お蔭で、私までもが「日本人だから素晴らしい指導者に違いない」と他の受講者に思われています。アジアにおける講習会では、必ず松平監督率いる全日本男子のことが紹介されます。アジアの男子チームスポーツで、オリンピックという場で初めに金メダルを取ったのは日本であった、ということは身長の低いアジア人でもやれるのだという自信を与えています。

日本は、今でも、これからも、アジアのバレーボールをリードする国でありたいと私は思っています。日本の若い指導者達には優れた指導者が大勢います。世界で戦うには「英語力」が必要です。英語でのコミュニケーション能力を若いうちから身に着けて欲しいと願っています。日本人指導者の指導力は世界の中でも認められています。その指導力を外国で発揮させるには、まずは英語でのコミュニケーション能力です。そのあとに現地語にも挑戦していけば良いと思います。

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