私自身のことではないが、世界政治が緊張感を増しています。
私の仕事柄、スポーツ関連の記事には日本だけでなく世界のバレーボールの記事やスポーツに関する主な記事を新聞やインターネットで毎日読むことにしています。
ここ2週間前から、ロシアの陸上競技団体がWADA(the World Anti-Doping Agency:世界反ドーピング機構)から国絡みのドーピング疑惑を指摘されていることに関しての記事を集めて読んでいます。今週末には、ロシアスポーツ大臣が徹底的な調査と改善を行うことをWADAに約束しました。
その矢先の本日、ロシアの軍用機が領空侵犯(他国の領土上空を飛ぶ違反行為)ということでトルコ軍にロケット弾を撃ち込まれ墜落されました。ロシアは、これに対してトルコは謝罪せよ、と訴えましたが、トルコは正当な行為であるので、その必要なしと退けました。
この背景には、シリアにおけるアサド政権、反政府組織、そしてISが関係しており、更にアサド政権にはロシアが、反政府組織にはUSAがサポートしているという複雑な構図があります。
そして、トルコはUSA寄りのNATOの一員です。ロシアはISを攻撃すると言いながら、シリア反政府組織をも空爆している疑いが持たれています。
願わくば、来週月曜日からフランスで始まるCOP21(Conference Of the Parties 21: 第21回 気候変動枠組条約締約国会議)に主だった世界の首脳が一堂に会します。世界の気候変動も大きな課題ですが、今直面している問題も速やかに解決しなければなりません。冷静に話し合いの場を持っていただきたいと思っています。
戦争を始めるのは小さなきっかけで始まりますが、戦争を終えるには大きなエネルギーが要ります。
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