2016年5月5日木曜日

May 05,2016   カンボジアに国際交流基金センターが設立

国際交流基金(Japan Foundation)アジアセンターがカンボジアにも設立されました。

きょうの午前中に、そのオープニング・セレモニーがカンボジアの日本大使館公邸で催され、私も招待されました。

国際交流基金アジアセンターは、交流や共同作業を通じて、日本を含むアジアの人々に文化・芸術、スポーツ、学術の幅広い分野に助成して、共に生きる隣人としての共感・共生の意識を育むことを目指しています。

招待客は、ゲストに副首相、青年・教育・スポーツ省大臣をはじめ関係者が揃いました。

スポーツの分野では、柔道が圧倒的に多いですね。最近では、サッカーが日本サッカー協会、Jリーグと協力して指導者の派遣や青少年の交流大会などを支援しています。

バレーボールでも指導者が海外に派遣されています。10年前ですと現在日立チームの総監督をされている菅原さんがケニアに派遣されています。最近ではミャンマーに松永さん(日立茂原初代監督)やスリランカに南さんが短期で派遣されていました。

招待客の中に、日本サッカー協会から派遣されている小原さん(カンボジア・サッカー連盟強化委員長)の顔がありましたので、情報交換しました。バレーボールだけでなく、サッカーもナショナルチームになると、マネジメントが色々大変なようです。

話の中で、日本のラクロス協会の不祥事を聞かされました。昨日の日本のニュースで取り上げられたとのことです。さっそく、インターネットで調べてみました。以下の通りです。

『日本ラクロス協会」の専務理事が運営費約1000万円を横領したとして、先月、解任されていたことが分かった。

 日本ラクロス協会によると、協会の専務理事兼事務局長だった48歳の男性が、2014年頃から約2年間にわたり、運営費約1000万円を横領していた。ラクロス協会は現在、任意団体で、一般法人化するために経理を見直す過程で発覚したという。

 男性は先月2日付で全役職を解任され、謝罪して全額返済したため刑事告発は見送るとしている。』

原因は、明らかです。

ある一人の人間に権力が集中していたからです。専務理事、事務局長そして経理も握っていたということですから、ちょっとお金を一時借りて、競馬などで儲けて、直ぐにお金は返しておこう、と考えることはよく在りがちです。そして、儲けるどころか、損をして大きな穴をあけてしまう。それを埋めようとして、また無断で拝借する・・・泥沼ですね。

従って、特に経理は別の人に担当してもらうべきです。

私は県や市のレベルのスポーツ団体で活動していた時期に、団体のお金を、公私混同して使っている人を大勢見てきました。金額は僅かでも、一度やってしまうと感覚がマヒしてしまうらしいです。

カンボジアでは、日本のこのような不正の更に上をいく事実が国際機関で多く報告されています。先月は、韓国に駐在するカンボジア大使が大使という立場を場を利用して不正な蓄財をしていたということが新聞に載りました。

こんな話は、暗くなるからやめましょうね。

近いうちに国際交流基金アジアセンターの初代所長に面会させていただくことになりました。その面会で、私が提案する事業案は「カンボジアの女性スポーツの振興のために日本から女子バレーチームを招聘すること」です。

「カンボジアにおける女性スポーツ振興」は、別の機会にここのブログで書きたいと思っています。

0 件のコメント: