2016年5月22日日曜日

May 22,2016   Women's World Olympic Qualification Tournament ーDay 7

本日は、最終日です。

ただ今、こちらの時間では日曜日の15時です。外の気温は36度ですので部屋ではクーラーを入れています。

既に、オリンピックへの出場権獲得国は、昨日で4ヵ国が決定しました。イタリア、オランダ、韓国、日本の4ヵ国です。

午前中の試合で韓国とドミニカの試合がありまして3-0でドミニカが勝利し、2勝目を挙げました。ドミニカ共和国は中堅の190cmのエースが故障していたのが響き、6位で終わりました。韓国は、先発メンバーを休ませ、ベンチのメンバーを出しました。既に出場権を取っている余裕ですね。

昼の試合でタイランドとペルーが対戦しました。3-0でタイの勝利でした。タイは2日前のフルセットの試合を制して日本に勝利していれば、今夜の日本とオランダの試合での日本の結果によっては、タイが4位以内確定で、オリンピック初出場でした。

試合後は、オリンピックへの道が断たれたことに対してでしょうか、選手たちは所かまわず抱き合い、泣きじゃくっていました。中心選手のセッターのヌットサラ、ミドルブロッカーで主将のプレムジット、レフトスパイカーのオヌマの平均年齢は30歳を超えて32歳前後です。4年後の東京オリンピックまで彼女たちはチャレンジを続けるのでしょうか?

アジア女子バレーの地図は、中国を中心に日本、韓国、タイ、カザフスタン、台湾がトップグループを形成しています。次に続くのがベトナム、オーストラリアです。アジアは女性スポーツの普及がまだ進んでいません。特に中東、南アジア、中央アジア、東南アジアではスポーツは男性中心です。

私の住んでいるカンボジアでも、女性スポーツの普及は、これからです。

さて、今夜の日本とオランダの試合はどう展開するでしょうね。

オランダの監督はイタリア人ですね。そしてタイム時の言葉は、全て英語です。実は、オランダの人たちのほとんどは英語を話すことができます。なお、オランダという呼び名は、日本語表記です。正式には、オランダ語で Nederlandネーデルラント)。これは「低地の国」「低地地方」を意味します。

公式の英語表記では、the Netherlands 。定冠詞のTheが頭に付き、なおかつ複数形です。The U.S.Aと同じ表記です。俗称のHolland(ホラント)もよく使われるます。首都アムステルダムのある南と北に分かれているホラント州の名に由来しています。こちらは固有名詞なので定冠詞のTheは付きません。

「オランダ」の日本語当て字は和蘭和蘭陀阿蘭陀と表記されました。日本語の「オランダ」は、ホラントのポルトガル語訳です。Hはポルトガル語では発音されません。フランス語と同じです。 Holandaが、ポルトガル人宣教師によって戦国時代の日本にもたらされました。

また、英語でDutch(ダッチ)という言葉がありますが、これは形容詞で「オランダの」「オランダ人」を意味し、名詞では「オランダ語」という意味です。

いやはや、バレーボールを教材にして世界史や英語の文法まで学習できますね。まさに、スポーツの国際大会は総合学習の教材になります。


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