2011年5月11日水曜日

5/10(火) 我がソフトバレークラブ練習再開なる

 日常生活、毎週リズムのある生活というものは偉大なる平凡というか、誠にありがたいものである。

 本日から、3・11の震災以来、夜間使用禁止になっていた中学校の体育館の開放が再開となった。週1回の練習であるが、59歳の私が楽しく、真剣に自分のプレーと向き合える時間と空間である。

 高校生のトップチームやママさんバレーに新たな指導法を導入する場合、まず自分でそのスキルをやってみることが指導者に必要と私は考えている。ソフトバレーの練習時間は、そんな私にとっては指導法導入の試しの時間でもある。そして、6,9人制での硬いボールを使用しても、師範(モデル)をある程度以上はできるようにすることが指導のスキルとして必要と考えている。それが、私の指導スタイルの特徴の一つでもある。

 ソフトバレーの基本練習は、初心者指導を除いて、中級者以上にはほとんど行わないのが私のやり方でもある。ソフトバレーはボールが軽くて軟らかいので、オーバーハンドで行えば、ボールコントロールはさほど難しくない。従って、ソフトバレーでは応用練習とゲーム練習を多く行う。

 昨夜は、まず応用練習で、サーブレシーブからスパイクを一人で行う練習を行った。上級者はレシーブからクイックに入る。ゲーム練習ではサーブ2本制で行い、1本目のサーブをエンドラインめがけてのスピードサーブを要求した。いわゆるチャレンジサーブの実行である。ダブっても2本目があるので、1本目は練習としてスピードサーブやきわどいコースに打てる。そしてその感触や経験を自分のものとして蓄積していく。但し、2本目をダブったならば、罰として腕立て3回を課す。多少のストレスを与えて、ストレスにも対処できるように工夫している。先週の市民大会での優勝も強気のサーブで相手を崩して2段トスの状態にさせ、ブロックで仕留めたのが勝因の一つであった。

 試合形式の練習では、近づく県大会での試合に合わせたメンバーでチームを構成し、役割分担を明確にする。私は、主審を行いながら、審判台上からコミュニケーションとしての声を出すように要求する。特に、ボールに触れる前の「ハイ!」「ヨシ!」「いいよ」「まかせ」という意思の声を短く大きく出すことを、20年間も飽きずにメンバーに要求している。そして、構えとしての腕の位置を胸の前に上げておくこともしつこく言っている。飽きずにしつこく言うことが指導と考えている。

 60歳以上の人ほど両手がダラリと腰の下に下がったまま構えている。これでは、ソフトバレーの基本の構えであるオーバー・パスやオーバーでのレシーブが上手くコントロールできない。専門用語で言うと、「セットが遅くなる」ということである。腰の下に両手があると、レシーブが片手になってしまう。片手では、大きなソフトバレーのボールをコントロールすることは難しい。大きく柔らかいソフトバレーボールをコントロールするためには、両手を使って受け手の表面積を大きくして10本の指を最大限使ったり、平手で更に表面積を拡大して強打にも対応できるようにする。これで、60歳以上になっても自分の子供のような30歳代の若者と一緒のコートでゲームが十分できる。

 しかし、我が総勢25名の大穴クラブにも40歳代が少ない。今年も募集を頑張るか・・・。

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