日本のバレーボール界をリードしてきた日本体育大学が大きな試練にさらされている。
知り合いの方から今週号の「週刊新潮」177ページを読みましたか?とメールが来た。普段、週刊誌など買いもしない、見もしない、もっぱら電車の吊り広告のタイトルを読んで、十分満足しているのだが、今朝380円を出して買った。記事は、日体大の理事会での内部抗争に関しての記事であった。
日本体育大学といえば、我が国でオリンピック選手・指導者を数多く輩出してきた大学である。男子バレーOBだけでも古くは東京オリンピック(1964年)男子バレーチームの監督であった坂上先生(卒業の後、中京女子大教授)始め、一人時間差を生み出したMrバレーボールこと森田淳悟先生(現、日体大教授)、天才の三橋栄三郎、最近では全日本現役の小さなエース米山とキラ星のごとく輩出している。体操で北京金メダリストの内村選手(東洋高校出身、今春大学を卒業)のような現役学生のオリンピック選手が少なくなってきたものの、全国で現場のトップ指導者として活躍している卒業生の数は、日本一である。その日本体育大学で、ここのところ、お家騒動が起きている。
記事では、真相は、細かに述べられていない。何が起きているのか良く知らないが、迷惑するのは学生たちだ。8日の毎日新聞には、元野球部総監督で前理事長が裏口入学斡旋で金銭の授受があったのではとの嫌疑がかけられているとの記事が載った。誰かのリークであろうが、理事会、教授会、同窓会でさらに解決の糸が絡まってきて、授業に差し支えるようにでもなったら、忍耐強い日体生たちも黙っていないであろう。お家騒動で損をするのは学生たち。では、得をするのは誰であろうか。
根拠がなく無責任な言い方であるが、得をするのは大学関係者ではないような気がする。日体大関係者の皆さん、早期解決を望みたい。週刊誌の3面記事なんかで名を売ってほしくない。
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