本屋の語学コーナーに行くと、特に英語学習関係の本がこれでもかと沢山並んでいる。第二次大戦中は敵性言語と言われ肩身も狭かったと思うが、戦後になって息を吹き返し、ラジオで語学講座がスタートした。私が中学生の時は田崎先生とか松本亨先生が講師であった。
中学生の時の英語の先生の発音はひどかった。秋田県出身のその先生の発音は秋田弁で訛(なま)っていた。ラジオから聞こえてくる英語は大変流暢で特に女性の発音は聞き取りやすかった。高校生の時の英語の先生は担任であったが、英語の発音だけ自慢して、英語で伝えるべき中身のあまりない先生であった。この先生とは授業中に生意気にも指導論でよく喧嘩をした。それでも英語は嫌いにならず、時々洋画を見に行くのが当時は「ハイカラ」な学生だと思っていた。
今の私には、英語を学ばなければいけない理由がある。8月に国際バレーボール連盟公認インストラクターの試験があるからだ。世界を舞台に、いやその前のアジアで講習会の講師を務めるためにも共通言語である英語は私にとって必須言語なのだ。幸い、友人の紹介でアメリカンスクールの子供たちにバレーを指導する機会に恵まれている。現場で学習の機会を与えられていることは有難いことだ。子供たちへのSpring session(春季)の指導は、今週金曜日から再開する。18名が受講申し込みをしてきたと本日連絡が来たばかりだ。
今月初めに、本屋に行ってNHKの語学講座を全て購入してきたが、聞くだけでも大変だ。以前、フランス語をマスターした時のことを考え、テキストは絞り込むことにした。1つのテキストを徹底的に学習したほうが身に付くということをフランス語の時に知った。選んだのは遠山顕先生の『ラジオ英会話』と基本文法を復習するにはちょうど良い『基礎英語3』(中学3年生レベル)の2冊。来週からは、御茶ノ水にある専門学校のアテネフランセにて週3日の午前中に英会話と英文法を7月まで習う。学習に投資ばかりでお金は一向に貯まらないが、これも私の性分であるのでしようがない。
(画像は最新号のテキスト。値段は380円だが内容は深い。遠山先生の指導の経験がぎっしりと詰まっている。巷(ちまた)で色々な教材が宣伝されているが、1つの教材でじっくりと学ぶことが急がば回れだと経験則で知っている。1つの文を20回以上繰り返して口に出して、書いて、実際使ってみなければ身に付かない。反復練習が大事。これは、スポーツとおなじだ)
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