2012年7月5日木曜日

thu.July 5,2012 幼稚園ママさんチームの練習試合

幼稚園PTAママさんチーム指導の2回目は練習試合。ママさんたちは園児を迎えの幼稚園バスに乗せてから体育館にやってくる。チーム名はコスモスさん。
 まず、練習試合のあり方を説明。練習試合とは、試合形式での練習のことであり、チームとしての課題、個人の課題を試合形式の場で試してみることに目的がある
 チームとしての課題は、私のほうから指示した。9人制なので、サーブは2本実行できる。1セット目は、1stサーブも含めて全員2ndサーブ(2本目のサーブ)を相手チームに100%入れること。つまり、確実に入れる2本目のサーブの練習を行おう、ということだ。1本目に剛球サーブを打てる人はチームの中に2,3人しかしない。PTAバレーの場合は、まず自チームのミスを少なくすることが負けない秘訣。勝つバレーよりも負けないバレーをやることが肝心。負けないバレーをするためには、ミスを少なくすること。ミスを少なくするには当たり前のことをしっかりとやること。ファインプレーを望まないこと。
 2セット目には、攻撃的なサーブを実行できる人達のために、全員が、全てのサーブをスピードのあるサーブを打つように指示した。ポイントは相手コートのエンドラインを狙って打つことである。
ハーフ(コート中央)を狙って打つとネットにボールが触れたりしてしまう可能性が高くなる。
 サーブの種類、打ち方、練習のやり方は、次回に一人一人見てあげよう。オーバーハンドフローターサーブを打ちたいのであれば、9m以上ボールを投げることができることが条件である。つまり、自コートのエンドラインから相手コートのエンドラインを超えてボールを投げれるだけの肩周辺の筋力が必要だから。9m投げれない人は、腰の回転でボールを飛ばすサイドハンドサーブが適している。
 中には、全日本選手がやっているようなジャンプしてのフローターサーブをやりたい人もいるだろう。サーブの後にブロックのために速やかに前衛に戻りたい人には、助走をつけてのこのジャンプフローターサーブは最適である。トスの上げるタイミングには大きく2種類ある。ジャンプしながらトスを上げるのと、ジャンプする直前にトスを上げるのとがある。また、片手でトスするのと両手でトスするのとがある。そして、踏み切り足は、両足と片足があるが、まず両足で踏み切って幅跳びジャンプするほうが空中でのボールヒットするには安定している。
 幼稚園ママさん達は30歳代と若いので、新しい技能も結構早くマスターするかもしれない。若いときに基本をしっかりと理解していれば、ベテランになっても大きく崩れはしないであろう。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

@自コートのエンドラインから相手コートのエンドラインを超えて......

(18mですね。^_^ )

ジャンプフローターサーブのことですが、PTAチームに教えたことがありますが、なかなかうまくいきませんでした。ママさんたちが出来ないという意味ではなく、「そこまでやらなくていいじゃないか」のような反応でした。あるいは恥ずかしくてちょっと嫌だったかもしれません。

選手たちにジャンプフローターサーブの効果をちゃんと理解して頂かないとPTAママさんバレーではこれからも普及しないかなぁと思いました。(外国人ですので説得力足りなかっただけかもしれませんが……苦笑)。

わたなべ たかし さんのコメント...

Bonjour、Alain!いつもご愛読いただきありがとうございます。
 PTAママさんたちも、あと2年ほどしたらジャンピング・フローターを当たり前のようにやっていると思います。
 小学生バレーでは5年ほど前から高学年の5年生頃からジャンプフローターを嬉々としてやっています。効果は、普通のフローターよりもあります。打点が高くなり、サーブの軌道が直線的になり、スピードが増す。空中でヒットするので体重がボールに乗り重いサーブとなる。幅跳びジャンプなので、相手コートへの到着時間が短くなる。まさに、サッカーで言えば日本の本田がやっているようなノースピン・シュート(揺れるシュート)状態でレシーバーの手元で伸びたり、急に沈んだりします。挑戦する価値はあります。
 段階的に指導していけばできます。勿論、前提条件は、ジャンプしないでのフローターサーブができることです。
 まずは、助走をつけてエンドライン付近でスパイクのように右足左足の順番で踏み込み、両足同時にジャンプして、サッカーのスローイングのように空中でボールを両手でスローイングすることから始めます。コーデイネーション・トレーニングです。次の段階は、賢明なAlainさんのことですから、わかりますね。