雨季に入っているカンボジアで、今日は珍しくスコールが長かった。
午前中からカーッと照らす晴天。気温は既に30度を超えている。午後3時からのボールを使った練習に向かった。練習の途中で、雷鳴の後に大粒の雨が降ってきた。警察の体育室の屋根はトタン屋根なので、雨の跳ね返りの音はすさまじい。まるで工事現場。1m離れている人に大声で話しても全く聞こえない。
その内、雨漏りがしてきた。コート内にポツポツと落下を始め足元が滑りやすくなった。いつものスコールであれば、30分ぐらいで止むのに、今日のスコールはご機嫌が悪いらしく1時間も降り続いている。チームのコーチと相談して、今日はもう練習を上がろう。この状態では集中しない。止めよう。
体育室を出て、入り口脇に駐車している車に乗車しようとしたが、地面から水かさが15cmもある。シューズとソックスを脱ぎ、水の中をザブザブ歩いて車内に滑り込んだ。
市内でも低地の所は水が溜まって商店の入り口内に入りかけている。ここカンボジア国内を流れるメコン川は氾濫することはないが、市内の低地の至る所で雨水が泥水となって溜まっている。この国の道路脇には排水溝というものがない。水は低地に流れて引いていくのを待つしかない。
自宅アパートメントに着いた。ここもやや低地らしく泥水が道路上にまるで川のように流れていた。学校帰りの子供たちのモーターバイクは水上ボートのように波を立てて家路を急いでいた。
明日は、カンボジア南西部の端にあるコッコンという町に行く。タイの国境に近いところにある。ここに昨年の12月にバレーボールではおなじみのミカサボールの新工場が稼働した。1泊で工場長の金本さんはじめ数名の日本人にお会いしてくる。
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