朝の集まりが悪い。何かmeetingをやっているようだ。
そして、いつもより1時間遅く、選手たちが集まってきた。一応、反省会は済んだようだ。
私は次の8月末の首相杯(大相撲の総理大臣杯に当たる大会で16チームが集まり4日間に渡り開催される)に向けて課題を出した。
この国の4強チーム全てに共通な攻撃としては、セッターが、ネット近くからセットする攻撃はA,Bクイックと並行トス(shoot set)が主流だ。しかし、随分と遅いスピードの平行トスである。従って、ブロッカーは、なんとか2枚(double block)間に合ってしまう。
(まずは、いつものようにホワイトボードで説明。また、選手達には英語教室でもある。2年前から東京でアメリカンスクールの子供たちに英語で指導していた経験が役に立っている) |
それを証明するために、大会当日にiPodで録ったゲームを全員に見せた。そして、次にVリーグでの成功事例の動画を見せた。スパイクボールがブロックにつかまるかどうかは0.1~0.2の時間の差である。ブロッカーが良い形のできる前にスパイクすればよい。
(画像では、ミドルがAクイック、更にライト側からX攻撃で回り込んで、相手ミドルブロッカーの移動を遅らせているのが成功している。そしてレフトスパイカーが楽々とブロッカーの間(カンチャン)からスパイクを真下に打ち込もうとしている) |
そこで、プノンペン警察チームには、今日から速い平行トスをやってもらうように指導した。いわゆるロングBクイックのセミ版というところか。セッターにボールが入った瞬間、サイドのスパイカーはジャンプを開始する。助走開始の位置、助走方向、ジャンプのタイミング、スイングを指導。次に、セッターがフィンガーサインを出してのサーブレシーブからの攻撃。スパイカーがブロックの位置からすぐに後方に下がり、スパイカーが声でサインを出しアプローチしての攻撃。
助走(アプローチ)の方向は2方向を指示した。一つはクロス(Cross)コースで、これは短い平行トス。もう一つはストレート(Line)コースで長めの平行トス。セッターのフィンガーサインは、セッターに決めさせた。声でのサインは、カンボジア語の「短」「長」を用いた。
きょう一日では会得できない。ここ1週間はアップの後に必ず練習するようにアシスタントコーチに言っておいた。
そうそう、きょうは、選手のファーストネームを聞いた。そして、選手達をファーストネームで呼んだ。反応が、今までとは違う。やはり、子供時代から呼ばれている自分の名前には皆愛着がある。それにしても、一度では覚えられないほど発音が難しい。
カンボジア語が上達するにしたがって、私の英語も日本語もカンボジア語訛になっていくのか?最近ちょっと危惧している・・・。
忘れるところであった。昼にプノンペンンにある日本語情報誌の記者の方から取材を受けた。日本の新聞にも載るらしい。
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