2014年7月30日水曜日

Wed.July 30,2014 チームを造るということ

チームを造るうえで、私の考える選手配置のポイントは、まずセッターである。

チームの中で、誰が一番ボールに触れているであろうか?セッターである。同じチームの中でボールへの2回目の接触は、ほとんどセッターというポジションである。その理由で、私はセッターを誰にするかを他のポジションに優先して決める。

先週末に行われた国内4強チームのセッターを見比べてみた。優勝したチームのセッターは、時間差のsetを中心に丁寧に上げていた。準優勝チームのセッターは速攻へのsetが好みで、ブロック力はある。他は身長が不足していたり、ブロッカーを全く意識しせずにsetしていたりで、選考対象外。

Setterは、最終的にスパイカーが打ちやすいsetを出すことのできるプレーヤーに決めたい。ブロッカーを振って1枚にできなくとも良い。スパイカーの立場に立ってsetできるセッターであれば十分だ。また、ミドルブロッカー(センタープレーヤー)との関係も考えて行かねばならない。従って、setterと速攻で絡んでくるmiddle blockerとを同じチームから選ぶのが合宿期間の短いナショナルチームにとっては必要であろう。

ざっくり言って、完全選抜チームを造るだけの時間的余裕はこの国の強化予算を考えるとほとんどない。従って、どこかのチームを母体にして、部分的には他の3チームから選抜して当てはめるのが適切と考えている。

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