全日本男子が今年のワールドリーグで初の勝利を挙げた。相手は、同じリーグで上位リーグに進出できないことが決定しているドイツであった。昨日は0-3の完敗であった。
(FIVBのHPではその日の試合の展開などを解説している。また、試合後の監督や選手たちの記者会見時の発言も載っている。中学2年生程度の英語なので、私には英語の学習にもなる。バレーボール特有の表現も学習できる。そして、その表現を積極的に練習で何度も使っていくと体に沁みこんで覚えるようになる。語学はインプットよりもアウトプット、いかに現場でその言葉を赤ん坊のように何度も繰り返して使うか、である) |
相手が、若手に切り替えてきたであろうが、何でもよい。勝利が欲しかった。これで1勝11敗で幕は閉じた。日本チームも若いチームである。本来であれば、1年前に今回の若手主体のチームに切り替えておくべきであった。この1年間の全日本のレベルの停滞は大きい。
何よりも、海外での各上のチームとの強化練習試合が、この1年間少なすぎた。
格下の相手といくら戦っても実力は向上しない。現在アジアの男子チャンピオンはイランである。イランは地理的に欧州が近い。ロシアなど各上のチームと戦いながら情報収集にも余念がない。バレーのスタイルもヨーロッパタイプで高身長選手(平均で198cm)を揃え、高さとパワーそれにミスの少ないバレーを展開している。アジアの速攻プレーに更に高さを加えている。
実は1994年と1998年に松本文彦氏(故人)が代表監督を務めている。松本さんは当時シチズン時計(実業団リーグ)に勤務されていた。東京オリンピック選手でもある。新宿の赤提灯で当時日本バレーボール協会事務局長の芥川さんたちと一緒にご相伴させて頂いたことがあった。
松本さんが1998年に2回目の代表監督を務めたときにイランが28年ぶりに世界選手権大会に復帰出場し、そのあたりから着実に強化が進展していった。
私のカンボジアのチームも各上のチームとの練習試合が必要だ。現在、近隣の国々に胸を貸していただけるように企画している。そして、もう少し実力が付いたら、その時は日本にチームを連れて行きたい。
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