本日で、ワールドグランプリ決勝リーグ戦が終了した。
日本女子は、初日から好調を維持し、この大会初めてのメダル、それも銀メダルを手にした。素晴らしい!サーブで崩して相手スパイカーのパワーを削ぎ、レシーブで拾って繋いで、相手ブロッカーを利用しての攻撃を展開した。
今年から、判定についてビデオでの審議を求める「チャレンジシステム」がFIVBにより正式に導入された。チームの監督は、ボールの落下点、選手のネットへの接触などで各セット2度、ビデオ判定を要求できる。判定が覆れば判定要求回数は減らない。
大会中は各チームが積極的に活用し、ビデオ判定のため何度も試合が中断した。トルコのバルボリーニ監督は「チームにはタイム・アウトもあるのだし、何度も試合を止めるのはいかがなものか?改善が必要なのでは」とインタビュールームで話したとか。
今期からトルコ女子の監督に就任したマッシモ・バリボーニー監督は、2006年から昨年までイタリア女子の監督としてその手腕をいかんなく発揮し、2007年のワールドカップでは優勝もしている。
バルボーニー監督の意見も理解できる。ルールが変われば、必ず、そのルールを自分に有利なように運用する人間が現れる。そしてルールを制定した側も、そのルールを整備してくる。今回の場合は、作戦タイム代わりに意図的に使う監督も現れて、ゲームのリズムが途絶えてしまう、というのがバルボーニー監督側の言い分なのであろう。
FIVB側の意図は、実はスポーツ界に潜む「ギャンブルとしてのスポーツ」を危惧しているところから発している。もともと、古代から競争事はギャンブルの対象になっていた。そして、多くのマネーが裏社会に流れて行っている現実がある。審判員や選手が、裏社会の人間たちから甘い声で誘われ、アスリートとして堕落している一部の人間たちがいた。
そこで、テニス、サッカーなどの国際連盟は「ホーク・アイ(鷹の眼)」など各種の専用カメラを整備して、判定の客観性を保とうとしている。
話が、ずれてきた・・・。
全日本女子の活躍は、日本だけでなくアジアの女性達にも勇気を与えている。今回、アジアからは日本だけでなく中国も出場している。私が現在活動しているカンボジアでも来年度に女子のナショナルチームの創設を依頼されている。
女性が活躍する国は飛躍・発展する、というのが私の持論である。このことは、反面、男性が元気がないとも受け取られる。いや、男性の頑張り以上に女性が頑張っているのかもしれない。
いずれにしろ、日本男児よ、老いも若きも、お互い頑張ろう!
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