2013年6月30日日曜日

Thu,June 27,2013 ことぶきママさん北志賀竜王大会 2日目

きょうは、4コートを使い、各チーム2セットマッチ、21点先取、2ゲームを行った。その後、各コート上位2チームで決定戦を行った。

この交流大会は、今回で7年目であるが、7年前と比べてレベルが数段上がっている。前衛のアタッカーはジャンプをして鋭角的にスパイクをコートに打ち込んでいる。ジェジェ!と目を見張ったのは、オーバーハンドのレシーブ、2段トスが上手なこと。最近のヤンママさん達は、アンダーハンドでのボール扱いが多くコントロールは良くないが、平均年齢65歳のこのママさん達は基本ができている。

アタッカーへのトスは、極力オーバーハンドでのパスが良い。アンダーハンドでのトスは、そのトスの方向、角度を予測しにくい。オーバーハンドであれば、トスをあげる人の手の形で方向、角度、距離をアタッカーは予測し易い。
(丸山由美さんから講評を頂いた。御年54歳とは見えない!秘訣は4歳年下のご主人にあるようだ。)
ゲームも終え、ホテルに戻り、お風呂にゆったりと入って、夜の表賞式兼懇親会に臨んだ。まず、各コートの2位、1位チームを表賞。その後も全チームに何らかの副賞を贈呈。そしてカラオケ、余興大会の始まり始まり。中には、ユニフォームよりも余興のための仮装衣装の方が多いと思われるチームもある。

(毎年舞台に上がってくるこの不思議なママ達。お笑いタレント顔負けの可笑しなママ二人。爆笑の渦が会場に広がった)

(会の締めは定番の踊りだ。女性はダンスや踊りが大好きだ)
私も280名のママさんを前にしてステージで歌った。テレサ・テンの「時の過ぎ行くままに🎶」。出だしは、我ながらムーディでいいぞ、と自己評価した。サビに入ろうとした時にステージ上にママさん数名が乱入した。私の両腕は羽交い締めにされ、両脇から抱きつかれ・・・、それからのことは、私からは描写できない・・・。

2013年6月28日金曜日

Wed.June 26,2013 ことぶきママさんバレーますますPower up!

バレーボール界で「寿:ことぶき」とは、会社組織で女性が結婚のために会社を辞める時に用いられる「寿(ことぶき)退社」の意味の「寿」とは意味合いが違う。バレー界のそれは、60歳以上のママさんバレーボーラーを意味する。

本日から明日まで、長野県北志賀高原竜王にあるホテルタガワ主催の「第7回ママさんバレー(寿)北志賀高原竜王大会」の講師として参加した。私は、今回で4回目になる。一緒に講師を務めていただいたのは、ロスオリンピック銅メダリストで全日本女子主将であった丸山(旧姓 江上)由美さん。但し、日本バレーボール協会の強化事業本部員に今年就任した由美さんは、急遽、協会の会議が入り、今夜の夕食時から合流することになっている。

参加チーム数は25。東京、埼玉、神奈川、静岡、愛知、兵庫、そして地元の長野県と広域から参加されている。選手数は約280名。平均年齢は、66歳。最高年齢者は、84さい!彼女達、お姉様たちと比べたら、私なんか青二才もいいとこ。講師という肩書きのお陰で、辛うじて面目を保っている。

本日は、各チームともバスで遠距離を移動して、昼にホテルに到着したばかりなので、軽くアップして1セットだけの交流ゲームを行った。


Wed.June 26,2013 誰のための組織なのか

全柔連、日本プロ野球機構というスポーツ団体の組織トップの責任の所作が問われている。そこに、日本バレーボール協会のトップである会長が評議員会で理事に再任されなかった、というニュースが流れた。

規約では、日本バレーボール協会会長は理事の中から選出されるので、理事の資格がなくなれば、会長も辞することになる。強化事業本部長の森田淳悟さん、Vリーグ機構会長の木村憲治さんのミュンヘン金メダリストお二人も理事に再任されなかった。

今回の評議員会での出来事の真相が何なのか、新聞記事だけでは情報不足でよくわからない。全国のバレーボール愛好者、地方協会のボランティア役員の納得性を得られるように説明して頂き、将来のバレー界のビジョンを再度明確にして、新組織を力強く推進していただきたい。停滞は、絶体避けて欲しい。誰のための組織なのか、日本バレーボール協会の再任された理事、新理事の方達はその認識を持っていると信じている。

2013年6月26日水曜日

Tue.June 25,2013 幼稚園ママさんバレー練習日

郵便局は、朝9時に営業が開始される。営業開始とともに、私は大学教員応募と朱書きしたA4サイズの封筒を窓口に出し、簡易書留で送った。書類審査が通れば面接の案内が来るであろうし、通らなければ、ご応募感謝の封書が来る。

その後、遅い朝食をMacで採り、11:00から始まる幼稚園ママさんバレーの練習に出かけた。次の大会に向けて、先週から基本技の練習に取り組んでいる。メンバー達が出してきた課題に私が具体的な練習方法を紹介する形を取ることにした。

ママ達の課題の抽出は、的を得ている。①サーブレシーブの安定。②2段トスの確実性。③スパイクとブロックの基本。これらに私から一つ付け加えた。④足を動かし、声を出す。

練習の基本は、繰り返しである。基本の構え、足の運び、目線の位置、リズムとしての声出しを理解したら、ひたすら繰り返す。一日、最低30回繰り返す。

練習の後半はゲームを行った。ネットを超えて来るボールに対してのボールコントロール、ネットを意識してのトスアップ(set)、スパイクの感覚が大事である。幼稚園ママさん達も最近はボールがつながってきた。相手コートからボールが来る直前の予測ができるようになってきた。予測するためには、観察することである。観察の対象はボールだけではない。それ以上に大事なのは、そのボールを扱おうとしているプレイヤーである。

ボールの中には、空気が入っている。プレイヤーの頭の中には、脳が入っている。ある状況下での対処は、ボールとプレーヤーの位置関係を観察することで、次の場面を予測できる。ネットを挟んで行うスポーツは、相手の脳との駆け引きとも言える。

ボールを見たら、次にプレーヤーを見てボールの行方を予測して自分の身体を移動させる。予測能力を高めるための練習方法は、沢山ある。自分のチームのレベルに合う練習方法を創作するのがコーチの楽しみである。


2013年6月25日火曜日

Mon,June 24,2013 インターハイ 首都圏 予選会 結果

千葉県以外の首都圏の結果も出そろった。

東京都男子は昨日、駿台と東洋で決まった。女子は先週決まっていた。文京学院大高が久々の第1代表で、下北沢成徳が第2代表。1か月前の関東大会では優勝が下北沢成徳であったが、この2チームは別次元にいる。全国でも、ベスト8以上の活躍が期待できる。


神奈川県も昨日終了した。女子の第1代表の大和南は、インターハイ本番では白井と宮本の両エースを欠いて戦わざるを得ない。同じ時期に世界ユース選手権大会が開催されるので高校2年生の2人はそちらに出場する。


埼玉県は2日前に決定した。男子は、常連の春日部共栄と深谷が、女子も細田学園と市立川越が代表となった。

2013年6月24日月曜日

Sun,June 23,2013 インターハイ 千葉県予選会 結果

朝一で船橋市長選の投票に行き、その足でインターハイ千葉県予選会の会場である千葉市天台にある総合体育館に向かった。

この日、男女ともベスト4がリーグ戦を行い、代表各々2チームが決まった。男子は今月上旬埼玉県で開催された関東大会で準優勝の市立習志野が、失セット0の安定した試合運びで第一代表の座を勝ち得た。第二代表の千葉商科大学付属は初出場。過去全国大会常連の市立船橋は、元気がなかった。監督の石井先生に以前のような意欲が感じられない。母校の市立習志野に一泡吹かせるような戦い方を見せて欲しい。

市習志野-千商大付 2-0(25-11、25-21)
優 勝 市習志野 
(3年連続25回目)
準優勝 千商大付
第3位 市立船橋
第4位 八 千 代
 
女子は、176、177、178の長身1年生トリオを擁する県立柏井が頭一つリードして第一代表。第二代表は混戦の中、敬愛学院が抜け出た。市立船橋は、昨年、ベテランの浅井監督と女性コーチの二人が同時に異動になり、新監督の方針がまだ浸透していない状態に見えた。市立船橋は30年前に体育科が新設され、部活が強化された。その強化スタート時に市民の私も外部コーチとして3年間お手伝いした。私の外部コーチ人生のスタートでもあった。次の春高バレー予選会で全国に復帰して欲しいものである。

柏  井-敬愛学園 2-1(25-16、23-25、25-20)

優 勝 柏  井
(2年連続2回目)
準優勝 敬愛学園
第3位 市立船橋
第4位 市 立 柏

会場で、懐かしい顔に出会った。一人は市立習志野高から順天堂大学に進学、そしてNECで活躍した宮崎和一 さん。180cmの小柄ながら助走をつけたジャンプは、なんと1mも跳んでいた。現在はNECの関連会社で事業部部長を務めている。それだけではない。母校順天堂大学女子バレー部監督を4年前から務めて、現在は関東2部のトップで1部入りを虎視眈々と狙っている。ゲーム観戦しながら、あれこれと話題は尽きなかった。

もう一人は、今年のVリーグ入れ替え戦でプレミア(1部)に復帰した日立リバーレ総監督の菅原貞敬さん。私の故郷山形県に隣接する秋田県の出身である。東京オリンピック選手でもある菅原さんは、我々東北人にとっては憧れの存在であった。御年75歳くらいだが、見た目は60歳代半ば。名刺を交換した。そういえば、名刺など20年来交換したことはなかった。お名前の「貞敬」が「さだとし」とお読みすることを名刺を見て初めてわかった。菅原さんの周りにいる方は、菅原さんのことを「ていけい」とお呼びしているので、てっきり私もそうだと思い込んでいた。

 
東京都男子も2代表が決定した。駿台学園と東洋が決まった。私は、東洋のチーム事情は良く知っている。今回は意地で戦ったのであろう。私も頑張らねば。






2013年6月23日日曜日

Sat.June 22,2013 されどママさんバレー

昨夜、久しぶりにママさんバレーの強豪チームを指導した。千葉県内では常にベスト8以上に勝ち上がるチームである。全国大会にも数年前に出場している。固定制の6人制でゲームを行えば、県中学女子のベスト4の実力はある。たかがママさん、されどママさん。ママさんバレー侮るべからず。

サーブの指導では、ネットすれすれに通過するスピードサーブを実行してもらった。その為に、敢えて9人制バレーでは失敗となるネットインサーブをやってもらった。ネットすれすれのいわゆる「低空飛行サーブ」は、ネット上端に触れないようにサーブを実行しても上手くいかない。発想を変えて、ネット上端にボールの底が1cm接触するようにスピードボールを打つのである。

「〜しないように」という消極的な考えでなく、「〜するように」という積極的な考え方がゲームには必要だ。そして、実際の練習ではネットインサーブを狙っても、ネット上端に接触する確率は10%程度である。20%以上の確率になったら、接触する数値を5mmにすれば良い。

ゴム紐を使ってもよい。両アンテナのボール2個分の高さのところにゴム紐をくくりつけてネット上端の上方にゴム紐を張る。そしてゴム紐にA4サイズの色紙をテープで取り付ける。サーバーはその紙を狙い、ちぎれ落ちるまでサーブを打ち続ける。

ママさん達には、特売のチラシが狙い易いであろうか?はたまたブランド品バッグのチラシか?それともコーチ・ワタナベの似顔絵か?

ネットの中腹にボールを当ててしまうサーバーには、共通している失敗の原因がある。それは、腕だけでサーブを実行しているからだ。末端の力でプレーするとコントロールが上手くいかない。体幹からのパワーを使うことが大事だ。重心移動と腰の捻りで打つことで楽に大きな力を得ることができる。

この夜は、あいにく監督含めて、12名しかメンバーが集まらなかったので、5対5のミニゲームを行った。そうそう、お母さんに付き添ってきた小学6年生の女の子も一緒にプレーしたが、素早い動きはお母さん以上だ。聞くと、県でベスト8に残っているチームに所属しており、来週全国代表をかけての決定戦があるという。

親子でバレーができるなんて素晴らしい。お母さんが楽しんでいる姿を見て、その小学生もバレーを選んだのであろう。ママさんバレーを指導している私としても、ママたちの笑顔をもっと引き出すような指導の工夫が必要だ。

ママの笑顔がジュニアのバレー人口拡大のポイントだ。


2013年6月21日金曜日

Fri.June 21,2013 Coaching tips #21 Power of words

人間は言葉を持っている。その言葉は人を勇気付けたり、落胆させたり、注意喚起を促したりする。

スポーツの指導において、指導者はその人、その場面に相応しい言葉を選ばなければいけない。指導者の感情をストレートに伝えるのは、あまりに芸がない。

選手を主役にする言葉が功を奏する。今は選挙の時期だ。都議選、そして私の住む船橋でも市長選の真っ最中である。選挙運動も終盤戦になってくると「○○にお願いします!」とウグイス嬢も絶叫調になってくる。候補者が主役になっている。

アメリカの大統領選挙での演説は原稿を書いている専門家がいる。聴衆の心を打つ感動的名言が紡がれてきた。そこで使われる主語は、I(私)ではなく、We(我々)やYou(あなた方)である場合が多い。リンカーンの「人民の人民による・・・」、ケネディの「・・・あなた方が国に何ができるか」そしてオバマの「Yes,we can do it!」などがよく知られている。

また、前置きが長くなってしまった。きょうは、実力が同じようなチーム同士で戦って、1セット目を思いがけず大きな得点差で勝利した場合のコーチの言葉を体験的に紹介したい。

「よしよし、このままの勢いで攻めて行こう」。2セット目を迎える前にこのように鼓舞するコーチが多い。結果、そのセットを失うケースが多い。実力が伯仲しているのだから、1セット目の大きな得点差は、相手の凡ミスでの失点であり、自分たちの得点ではない。「このままで勝てるかもしれない」という慢心を戒めなければならない。2セット目は、相手も後がない、必死でやってくる。そして最終3セット目には惜敗、というパターンを私は数多く観戦してきた。

セットを取った後のベンチコーチングは、難しい。油断させず、攻めの気持ちを持たせるような言葉をコーチは自分の辞書に持っておくべきである。

2013年6月20日木曜日

Thu.June 20,2013 HP更新…なんとか

自分自身で作成したホームページには、さすがに愛着がある。それでも、更新を頻繁にやっていないと、更新はどうするんだっけ?HTMLって何の略?このタグの意味は?CSSは?と低下した記憶力を嘆く羽目になる。これじゃあCSSファイルどころか、SOS信号をパソコンスクールの恩師に発しないといけない!

恩師に菓子折りを持って、すみません、また教えてください、とスクールのある浦安市まで行かねばならないか・・・。今朝、再度、記憶を手繰りながらインターネットのwebサイトで説明しているところを探して探して何やら記憶が蘇ってきた。

・・・そして、できた! 来年1月までのスケジュールを入力して更新することができた。ちょっと、おつむがすっきりした。

・・・しかし、よく見るとマークアップ言語の行を表すtrが変なとこに入りついて消去できない。どうもパソコンスクールの恩師の「待っているからね、菓子折を持って質問に来なさい。ヘルプしてあげるから」という恩念、いや怨念のようなものを感じる。

まあ、スクールを卒塾して2か月経ったところでもあるし、新規の受講者とも会えるし、来週には菓子折りを持って出かけてくるとするか。

2013年6月19日水曜日

Wed.June 19,2013 It's windy today.

風の強い日であった。

午前中に幼稚園ママさんの練習。次の公式試合が9月なので、基本練習に戻って、じっくり、ゆっくり、楽しく、再スタート。練習の課題は、ママさんたちの希望を集約した。「サーブレシーブ」「2段トス」「スパイクとブロック」以上の3つ(4つ)に私からの提案で「足を使い声を出してのプレー」を付け加えた。

昨日終了した船橋市ママさん教室で、お手伝いいただいた丸山VC男子バレー監督の築山さんを招いて、試合形式の練習ではコート内に入っていただき、ママさんたちとプレーしていただいた。

午後からは、メールチェック。

明日の予定は、昼に東京都吉祥寺で日頃お世話になっている元大学教員の方と情報交換。ご家族はカナダにお住まいで、ご本人だけ日本に住まわれている。

その後、夕方に私の英語の先生にお会いし、お買い物のお手伝い。久しぶりにミズノの本店でスポーツ品の買い物だ。

さて・・・これから私の作成したHPの更新作業に入る。更新の手順の記憶が薄らいでいる。毎月、1回はやっておかないといかんな、と反省。そんな時に、昨年12月からほぼ毎日、4月までお世話になったパソコン教室の社長からメールで挨拶がきた。社長も私のHPの更新のないのが気になっていたのかもしれない。さすが、社長!

Tue.June 18,2013  船橋市ママサンバレーボール教室 - 第7回 最終 

7週行われた教室も本日で最終。総時間数で14時間。ママさんバレー初級編を閉じた。主任講師の私の至らぬ所を上手に補ってくれた講師で元全日本女子の落合真理さん、そして第2回からお手伝いに入っていただいた千葉県小学生男子バレーチーム「丸山小VC」監督の築山さんに感謝申し上げたい。
(受講者で選抜チームを作ったら間違いなく全国大会に行けるであろう。もちろん、半年間みっちり毎週練習する必要はある。それだけ個人個人は上手なママさんがいる。これで解散するのも少し寂しい気がした)
14時間という短い時間では、バレーボールの表面だけさっとなぞった指導内容であったが、受講者は、毎回私より元気で明るく笑顔でついてきてくれた。私の他愛のないオヤジギャグにも同情心から反応してくれた。このような初心者教室が通年、2週間に1回程度あれば良いと考えている。専任の指導者がほとんどいないママさんにとって、今回のような元全日本選手を活用した通年の教室があっても良い。愛知県岡崎市のママさん連盟は毎週水曜日に初心者教室をコート4面で開催している。一気に岡崎市のようにはいかなくとも、船橋市も少しは近づきたいと考えている。

教室終了後、築山さんと昼食に行った。ファミレスで2時間ほど話し合ったであろうか。元JALのパイロットとして総飛行時間数約12,600時間のフライト歴を持っている。話の中で、機長と副長の違いについてのお話があった。

副長は、操縦マニュアル通り正確に飛行機を操る。機長は、離陸した直後は着陸のことを考える。フライト中はマニュアル以外の事項にも備えてイメージしている。つまり想定外のことまでイメージして対処できるようにしている。

バレーの監督も、ゲームが始まって1点ずつ積み重ねてゲーム終了にたどり着くのは新米監督のベンチワークである。ベテランは、ゲームが始まったらゲーム終了をイメージしている。先を読みながら目先のことに注目している。

機長は乗客の命を安全に運び、監督は子供たちの夢を育む。

「最善を願い、最悪に備える」。リスクマネジメントあってのリーダーシップ、ということになるのであろうか。時には違う世界の人とお話しすることは脳の柔軟体操になってよい。

2013年6月17日月曜日

Mon.June 17,2013 墨田区ソフトバレー交流大会に出場

会場は、3年前に改築された墨田区立総合体育館。サブコート6面を使い墨田区内のチームに千葉、埼玉、茨城そして山梨県からも参加して計24チームが集まった。

コート上の4名の合計年齢が120歳、というのが出場の条件である。我がチームは245歳と年の数だけは自慢できる。どのチームも40歳前後の若い人たちが多かった。1位グループの優勝は渋谷朝暘さんで20歳代が3名いた。あと1名は50歳代の女性であった。20歳代は、やはり瞬発力が初老の私と比べて全く違う。結果は自慢できるものではなかったが、良い練習になった。

どうも、若い人たちとゲームを行うとムキになる私の悪いところが出てしまった。合計4試合行った。2試合目からは、得点の目標を各セット9点としたら、肩の力も抜けてミスも減ってきた。結果として各セット11点は取れた。

大会後に、主催の連盟役員そして「確実に上達するソフトバレーボール」のモデルチームを務めていただいた『ジール』のメンバー18名ぐらいで体育館近くの中華料理店での夕食会に参加した。メンバーの中には全国的に有名な中学や高校のバレーボール部で活躍した人も多い。ソフトバレーだから40歳、50歳になっても続けられる。

バレーボールの仲間たちとお酒を飲んで会話をしている時が私にとっての至福の時間帯だ。この時間帯では、男性は皆、逞しく、女性は皆、美しく見えてくるから不思議だ。

バレーボールの素敵な仲間たちに乾杯!
墨田区バレーボール連盟の役員の皆様もお疲れ様でした。

2013年6月15日土曜日

Sat.June 15,2013 ソフトバレーボールリーダー養成講習会 in 東京

東京都では、今年に限って2回開催される。1回目は、先月、既に神津島にて開催された。これは、今年開催の東京国民体育大会の絡みがあった。そして、本日午後からから明日までの10時間、府中市郷土総合体育館で2回目が開催された。

主任講師は山口県ソフト連盟会長でもある日本ソフト連盟競技委員長の山崎さん。私は、挨拶の為に岩本指導普及委員長と一緒に府中市に向かった。

府中市にて、日本ソフト連盟の3委員長が珍しくも顔を揃えたことになる。館内のレストランでの話題は、もっぱら今後の日本ソフト連盟の運営のこと。やらなければならないことは山積している。

受講者には、三度のオリンピックに出場した元全日本女子バレーの多治見麻子さんの顔も見えた。実は、岩本先生が彼女を誘っていたのだ。バレーボールの指導者たるものは競技スポーツだけでなくレクリエーションスポーツの世界も知っておくほうが指導者として深みが出てくる、とは岩本先生の持論である。

2年前の大震災。埼玉県加須市の騎西高校に避難されてきた福島県双葉町の方達にソフトバレーでストレスを緩和して頂ければと真っ先に動いたのが岩本先生である。元全日本女子でセッターの中田久美さんをはじめ多くの元全日本選手たちに呼びかけた。そして町民の方達と柔道場でソフトバレーのボールを使って、しばしの遊びに興じた。

硬いバレーのボールでは、お年寄りや幼児にはキャッチボールも難しいが、柔らかく大きなソフトバレーのボールだと恐怖感もなくボール遊びができる。

多治見さんも、明日の実技でソフトバレーのそんな特徴を魅力に思っていただけると、岩本先生が誘った甲斐があろう。ソフトバレーにはゲームを楽しむことだけではない、地域の人達同士や他の地域の人達とも結びつける魅力がある。

明日は、墨田区立総合体育館で開催されるソフトバレー交流大会に我がクラブの一員で参加する。終了後は、錦糸町界隈で主催者の面々と我がクラブのメンバーの夜の交流会が始まる。

Fri.June 14,2013 Coaching tips #20 Too much coaching is as bad as too little

指導を始めて10年も経つと、バレーボールの指導も程々に分かってくる。チームもそこそこのレベルに達してくる。県大会常連となり、ベスト32-16を行ったり来たりするようになる。ベスト8には手が届きそうで届かない。あともう2点というところで自滅するパターンが多い。

ベスト8に入るには、ベスト4の力がなければ入れない。なぜなら、組み合わせでベスト4、つまりシードチームと対戦する確率は50%である。ここを避けて内シードのベスト8常連と当たれば何とか行ける、と考える指導者のチームは、所詮ベスト16止りである。

ベスト4を目指して努力することが、ベスト8入賞への道である。技術、戦術、体力だけでなく、選手たちのウエア、態度もベスト4にふさわしいチームであること。

そういうチームにするには、指導のレベルも上げなければいけない。断っておきたいが、私の言っている「一人前の指導者」とは、自立している指導者のことで一般的に目標とすべき者のことである。この先には、「一流の指導者」という大きな目標がある。

さて、指導のレベルを上げる話であった。レベルを上げるという意味で、一人前になったと自覚する指導者の中で勘違いする指導者がいる。どんな勘違いか?全日本がやっているような高い技術、戦術を指導するのが指導のレベルを上げることという勘違いである。そのようなことは、知識として覚えておくことは良いが、自分のチームに当てはめるべきではない。

私のいう指導のレベルを上げるということは、教えるだけの指導から質問する指導へのレベルアップということである。

続きは、次回へ。バッテリーがなくなってきた。
My sell is almost out of batteries.

2013年6月14日金曜日

Thu.June 14,2013 一口にママさんバレーと言っても

私が初めてママさんバレーに接したのは、昭和46年、今から42年前である。山形から出て来て大学浪人2年目の春であった。

新宿区大久保にある下宿の近くに区立体育館があり、暇な時に覗きにいくと、ママさん達がバレーボールをやっていた。何回か覗きに行っているうちに、メンバーの方と話す機会があり、コーチを頼まれた。コーチというよりは、マスコットボーイのような存在であった。今でこそ初老の爺さんの私であるが、当時の私は、純粋無垢な、汚れを知らない、可愛い青年であった。

チームの名前は、やよいクラブ。当時のママさんバレーは全盛期で日本のいたるところで雨後のタケノコのように次々とチームが生まれていた。当時は生涯スポーツの概念もまだ未熟で、チームのあり方は部活の延長のような考えが一般的であった。つまり、生涯スポーツも勝利至上主義の色がまだあった。

勝たなければ意味がない、とばかりに一部の上手な人たちは強いチームを作るために他の区に住民票を移しても勝利にこだわった。現在では、想像もできないだろうが、熱くなった女性はそこまでやってしまう。

そして、42年経って、現在の私は幼稚園児を母に持つママさんチームのコーチも行っている。就任して、もうすぐ2年目を迎える。

ママさんバレーチームと一口に言っても、色々ある。一般的にはクラブチームであるが、クラブはメンバーの目的や目標がほぼ同じ方向を向いている。クラブチームの目標は、一度は全国大会や関東大会に行きたい、というものである。P連に属する小学校ママさんバレーや幼稚園ママさんバレーチームの目的・目標はメンバーそれぞれ違う。ある人は、市内の大会で優勝したいと考え、ある人は試合に出れれば満足と考えている。

指導する上で難しいのは、後者の方である。チーム強化のためであれば、基本練習をしっかりやりたい。しかし、普段の練習に出てくるだけで満足している人にはつまらない。では、ゲーム練習だけやっていれば良いかというと、意欲のある人には、技術の向上が望めないので、これもつまらない。

では、どうするか?

普段の練習自体が楽しいと思うような練習内容を行うべきであろう。具体的には、基本練習とゲーム練習を半分ずつ行う。時には、全てゲーム練習でも良い。基本練習のテーマは、メンバーの総意で決めて頂き、初心者のレベルに合わせて指導する。

クラブチームがやっているような、いかにもバレーらしい練習を行いたい欲求を封印して、時間をかけて正しい基本を指導して行くことがP連バレーや幼稚園ママさんバレーには必要と考えている。もう少しレベルアップしたいママは、クラブチームで活動することが無理なく楽しいママさんバレーを継続できると考えている。

そうそう、昨日、県内のあるママさんチームからコーチの依頼が来た。このチームは、数年前に憧れの全国ママさん大会に出場して素晴らしい成績を上げたチームである。今でも県大会では登録230チームの中でベスト8以上の常連である。

もっと上手になって、12月の全国ローソン大会に出場したい、ということだ。私は、向上心がある人が大好きだ。返事は二つ返事で快諾した。但し、私からの条件もある。それは、家族に迷惑をかけない範囲で努力すること。女のバレーをするのではなく、ママのバレーをするのだから家族に理解して頂き、応援してもらうのでなければ、意義がない。




2013年6月13日木曜日

Wed.June 12,2013 飛ぶボールへの世間の反発係数は高い

夜のTVニュース番組で「飛ぶボール」についての会見が大きく取り上げられていた。そして、私が昨年まで勤務していた社名も度々名指しされていた。

日本野球機構(NPB)のコミッショナー(71)は12日、公式戦で使用する統一球を昨季より反発力の大きい「飛ぶ」球に変更した事実を隠ぺいしていた問題で、都内のNPB事務局で会見を行い、変更の事実を「知らなかった」と主張した。選手及びファンには謝罪したものの、変更は事務局長(59)の独断とし「不祥事ではない」とも発言。自らの責任問題には当たらないとの見解を示した。

メデイアの批判は厳しい。「素人コミッショナーの限界」(日本経済新聞)という見出しも出た。記事の中で出てきた言葉が「ガバナンス」。ガバナンスは良く聞く言葉であるが、どういうこと?辞書を引いてみた。

『ガバナンスは組織や社会に関与するメンバーが主体的に関与を行なう、意思決定、合意形成のシステムである。このガバナンスの意味をもとに、経営学の分野でも、「ITガバナンス」や「コーポレートガバナンス」という言葉が使われるようになった。これらは、株主や経営陣による企業の管理、統治という意味合いも含まれてはいる。だが、企業の利害関係者(株主、経営者、従業員、取引先など)の主体的な作用による、意思決定、合意形成のシステムが、本来の意味に近い』(ASCII.jpデジタル用語辞典)

今回の場合でいえば、NPBの事務局だけが突っ走ってしまい、選手、ファンとの合意形成なしに意思決定をしたことがガバナンスに反しているということだ。そして、事務局のトップはコミッショナーだ。

ボールには1個、1個、トップであるコミッショナーの刻印(サイン)がされている。契約書をよく読まずにサインをする人はいないはず。ボールの中身を「知らなかった」では、ファンは承知しないであろう。

何か、数日前の武道連盟の会長の言葉と似通っている。トップに立つ者は、常に組織のあり方に注意を払っている。組織が大きくなればなるほど、利害関係も大きくなる。一つの小さな不祥事を見逃せば、大きな問題に発展する場合もある。トップの仕事とは、常にリスクと向き合いながら、環境の変化に対応し、新規事業を模索し、意思決定して行くことと考えている。それでも、不祥事が出れば、トップとして脇が甘い、と責任を取らねばならない。

責任の取り方で、そのトップの能力、人格が伺える。そんな考えを持っている私が極端なのであろうか。日本の世間はバカではない。責任を取りたくないリーダーのいる組織は、更に沈滞そして有能な人材は去って行き崩壊して行く。被害者は権力を持たない普通の人達である。
 

2013年6月12日水曜日

Tue.June 11,2013  船橋市ママサンバレーボール教室 - 第6回 

本日のテーマは、サーブレシーブからの攻撃、スパイクレシーブからの攻撃の2つ。まずは、それぞれの代表的なフォーメーションを説明。

サーブレシーブに関しては、相手サーブの80%がコートのハーフライン(ネットから6mあたり)に飛来する。従って、ハーフの選手を中心にバックセンターの選手を入れた3人から4人で強打のサーブはレシーブするのが得策である。

サーブレシーブを失敗する選手の原因は、手からボールを追いかけてしまうのでフォームが安定しない。練習方法としては、膝の上の腿でサーブボールをポンと上方に上げる練習が意識付けとして良い。そのほかに臍の下の丹田の前にポリバケツを両手で抱え、バケツの中にボールを入れるのも良い。そして、個人の練習の後は、2人~3人でお互いのレシーブスペースを確認しながらサーブレシーブの練習を行う必要がある。当然、上手な人のレシーブ範囲を広くすることである。等分にする必要はない。

スパイクレシーブのフォーメーションは、ブロックのシステムによる。つまりブロックを4人で並ぶのか5人で並ぶのか決める。そしてブロックに跳ぶのは2人か3人か決める。ブロックは最初の守備(ディフェンス)である。この第一線を明確にせずに後方のレシーバーは適切なポジショニングを取ることはできない。

理論を学習したら、その次は繰り返しの練習が必要である。例えば、相手コートのレフトから連続したスパイクをコースを限定して打ってもらい、切り返す。初心者チームであれば、相手コートからチャンスボールを入れてもらって、そのボールを確実にセッターに返す。初心者ママさんチームは、このチャンスボールの処理がうまくできない。お互いに譲り合う傾向がある。この場合は、攻撃に入らないハーフの選手が声を出して積極的にチャンスボールを取りに行くことである。

繰り返すが、レシーブ範囲を等分にしないことである。レシーブが得意な人には、そのスペースを広くしてあげるべきである。各人が自分の得意なプレーに磨きをかける。ダイレクトで強いサーブは取れないが「カバーリングは任せて!」で良いではないか。会社の仕事と同じ。営業に強い人、資料作成に強い人、数字に強い人・・・各々の得手で積極的に活動し、不得手はカバーしてもらう。
そのうち、不得手にも挑戦していく。

・・・長くなりそうなので、きょうはここまで。

来週は、いよいよ教室もゴール!である。4チーム作って完全リーグ戦を行う予定である。テーマは「戦術」。戦術とは、「いかに戦うか?どんなゲームを創るか?」「相手の強みをいかにして削減するか」「相手の弱みをどのように突くか」。「自軍の強みをどのようにして発揮させるか」「自軍の弱みをいかに防ぐか」勿論、戦術の基本はボールコントロールの技術である。

2013年6月11日火曜日

Mon.June 10,2013 インターハイ予選会 東京都女子ベスト4決定

昨日は、関東各地で地区予選会を勝ち抜いたチームが都県大会1日目を迎えたようだ。東京都女子は一足早く2日目を迎えてベスト4が出揃った。

常連の一角が崩れた。八王子実践が残れなかった。残ったのは、先週の関東大会で優勝した下北沢成徳。同じく、関東大会で準優勝の文京学院大高校。共栄学園も残った。そして、八王子実践をフルセット(21-25、26-24、25-18)の激戦を制した淑徳SCの4チームで来週16日、駒沢体育館でリーグ戦が行われる。代表は2枠である。

歴史は動いている。どのチームが流れに乗るのか、蓋を開けなければ分からない。それがリーグ戦の面白味であり、怖さでもある。怪我人の出たチームは、圧倒的に不利だ。全てのチームがフルセットになれば1チーム9セットこなすことになる。持久力も試される。

2013年6月10日月曜日

Sun.June 9,2013 小学生バレーボールも熱い!

午後から千葉市ポートアリーナに出かけた。千葉県小学生バレーボール連盟理事長の市川さんに会って打ち合わせすることがあった。9月から県協会指導普及委員会と県小連が一緒に主管で行う「幼稚園児ソフトバレーボール」「小学校体育授業ソフトバレーボール」の事業、そして8月開催の日本体育協会公認指導員養成講習会への受講者募集のお願いのために伺った。

ポートアリーナでは、4面使って小学生バレーボール全国大会の予選会をやっていた。本日は、地区予選会を勝ち抜いたチームが集まり、ベスト8まで決めるという。



会場内玄関に入って、ひときわ長身の男性と目が合った。
「なおき!」
「ナベさん!」
目の前にいたのは、元全日本男子選手の田中直樹であった。1985年のワールドカップ、1986年の世界選手権大会に出場している。当時は川合、熊田、井上と並び若手カルテットと称し若い女性にはとても人気があった。

彼は、相変わらずの細身で、胸にはCのワッペンを付けていた。聞けば、数年前に転勤で船橋に戻って来たという。10年前も一時船橋に住んでいた。三人目のお子さんがお嬢さんで船橋市内の小学生バレーチームに入部した縁でコーチを頼まれたということだ。

彼がコーチしているチームはフルセットで惜敗し、ベスト8を逃した。試合後少し話しをした。顔には少し悔しさがにじんでいた。

実は私は、たまたま、この1年で、先に挙げた人気カルテット全員に会っている。会社を辞め大衆酒場の経営者になった者、社内で役職者になった者、芸能界に入った者・・・20歳代の現役選手時代の夢と51歳の今の彼らの姿は一致したのであろうか・・・。

2013年6月9日日曜日

Sat.June 8,2013 反省会では何を反省する?

「反省会」というのは、試合の後に行なわれるゲームを振り返ってのミーティングのことをいう。

今夜は、その反省会を船橋の幼稚園ママさんチームが開催した。コーチの私も出席した。但し、試合そのものは3週間前に済んでおり、ゲームの内容を振り返っても記憶が曖昧である。とにかく、乾杯!でスタートした。その後は、集まった15人ほどのママ達の旺盛な食欲を私はただただ見ているだけであった。食欲を満たした後はコミュニケーションだ。練習中、私は何度もママ達に「ボールに触れる前に、声を出すこと」を要求している。ところが、今はどうだ、要求していなくとも「大きな声」が出ているではないか!

「やだ~!」「ウッソ〜!」「まじ~?」・・・平均年齢33歳のヤンママの言語は、私には理解不能だ。今夜は、反省会でしっかり反省しなかったことを反省した。

2013年6月7日金曜日

Fri.June 6,2013 トルコの混迷続く

それは、5月27日、イスタンブールの公園から始まった。

イスタンブールは2020年オリンピック招致を東京、マドリードと競っている都市だ。オリンピック招致に向けて、国はイスタンブールの再開発計画の一環としての公園の美化、整備も進めようとしていた。数十人の活動家が再開発で公園の樹木が伐採されるのに反対する抗議として座り込みを始めた。

翌28日に警官隊の強制排除で、無防備な女性に催涙ガスが発射され、事態は思わぬ方向に進んで行った。そこに極左が入り込み、エルドアン首相の強権的な手法に抗議するデモとなっていった。6月4日のデモは24万人となり、負傷者も現地報道では4,000人を超えた。

観光も影響を受けている。株価も1週間で10%以上も下落した。背景には宗教、長期政権、経済成長、欧州連合加盟そしてオリンピック招致が複雑に絡んでいる。日本女子バレーエースでキャプテンの木村沙織もトルコリーグでもう1シーズン、プレイすることを先週表明したばかりだ。

気になるトルコ情勢からしばらく目が離せない。

2013年6月6日木曜日

Fri.June 7,2013 スーパー70歳以上のママさんを指導

普通であれば、オーバー70歳(70歳以上)と形容するのであるが、昨夜ご一緒にさせて頂いた
ママさんバレーのお嬢様達は、その年齢を超越していて形容しがたい。それ程、若々しい。

先月から指導を始めた西東京市のママさんバレークラブには、3チーム存在する。そのうちの1チームが平均年齢71歳である。スパイカーはジャンプして打ち、レシーバーは転げ回ってボールをあげる。見た目は、50歳台半ばである。

練習後、初めて反省会に誘われた。メンバー行きつけの店らしい。メンバーの1人とバスで移動した。私はスイカの共通カードで乗車した。彼女は、何とかシルバーカードで乗車した。何でも70歳以上は西東京市のバスは年間1,000円で乗り放題らしい。西武線花小金井という駅の近くの小粋な和洋折衷の店に6人が集まった。久し振りに日本の元気な70歳以上のお嬢さん達とお話ができた。話題は、バレーボール中心に芸能界から政界までおばさん理論でスパッと切って、がはは!と笑いとばす。このおばさんパワー、いえいえ、女子パワーに負けなかったのがワタナベギャグ。6対1の数的不利を何とかしのいで練習時間と同じ3時間の反省会を乗り切った、

お嬢さんたちと話していて、東京オリンピック金メダルの大松監督の話題になっても、このお嬢さんたちは付いてくる。さすがだ。

スポーツを自分の日常生活のリズムの一部に組み入れている人は、見た目も10歳は若く見える。見かけも、話題も年寄り臭さのないのが好い。 私はあのような70歳になれるであろうか?



Thu.June 6,2013 (公財)日本体育協会公認指導員養成講習会の受講者を募集します

千葉県バレーボール協会は、8月8日から11日まで旭市総合体育館にて標記の講習会を開催します。4日間連続での開催です。申し込み、問い合わせは、下記まで。締め切りは6月31日です。

千葉県バレーボール協会:www.chiba-hs-volleyball.com/‎
千葉県体育協会:www.chiba-taikyo.jp/‎


(体協から年に6回、画像の指導者用の情報誌が4年間送られてくる。購読料、送料は4年間で計1万円の登録費に含まれている。有益な情報が満載されている)

スポーツの指導者には、何が必要か?

情熱や選手としての経験や実績・・・確かに、これらは指導する上で重要視される資質である。しかし、十分条件ではない。私は、多くの熱心な指導者、元全日本選手の経験を持つ指導者を知っている。そして、それらの指導者の多くは、一時は成果が出るのですが、継続した成果が出るということはなかった。一生懸命指導しているが、空回りしてしまう。自分の成功体験しか教えることができなかった。

そのような時に客観的に自分を見つめると次のステップに進むことができる。そのためには、スポーツに関係する講座や講習会に参加することで、多くの気づきを得ることができる。私が、日体協公認指導者制度を知ったのは、1990年だから、今から23年前。当時日本バレー協会指導普及委員会副委員長であった渡辺泰行先生から受講を強く勧められたからだ。

先生は、言われた。
「たかしクン、これからの日本社会は資格社会になる。実力があっても、それを証明するライセンスが必要になってくる。車の免許証と同じでライセンスを持っていないと指導出来ない欧米型の社会システムになってくるから、今のうちに取っておきなさい」。

先生は、東京の女子バレーボール名門中村高校の監督としても全国制覇を何度も成し遂げた名監督であった。バレーボールは全くの素人で国語の先生であった。前任者が前田豊先生という日本協会の専務理事まで務めた偉大な監督(実業団チームも退け国内149連勝を樹立)であった。渡辺先生は、レシーブ練習でボールを真っ直ぐ打てるように、子供達が帰った後の体育館で1人黙々と壁打ちを続けたという。

先生と私は、名前が渡辺と渡邉で漢字が違うものの、姓の読みが同じだ。親しみがあったのか、高校を卒業した年に父を亡くした私に、何くれとなく父親のように接してくれた。

私は、先生の指示通りに講習会を翌年受講した。当時は、今と比べて講習会の内容も詰め込みでハード、試験も今の上級コーチ並みに相当厳しかった。最終試験は、記述式で、スポーツ社会学、医学、生理学、心理学などの多岐に渡る分野からどのような問題が出るか分からない。宿舎のオリンピック青少年センターでの2泊3日の最後の夜は徹夜となった。相部屋になったのは、全日本ハンドボールのエースの蒲生さん(現 中部大学教授)であった。一緒にお金を出しあって他の受講者が作成した(なんという商魂!)という怪しげな予想試験問題集も手に入れた。大学受験以来の集中した学習経験であった。

試験は、予想問題集のお陰もあってか?かろうじて合格した。翌年、日本バレーボール協会公認講師に推薦された。

昔話になってしまったが、単にバレーボールが好きなだけでは能力は向上しない、と確信している。きっかけは、資格が欲しい、でも構わない。講習会に出席してスポーツ科学を系統的に学習することで自分自身の指導者としての棚卸ができる。自分の弱点(不足している能力)も知ることができる。是非とも日本体育協会の講習会を受講して頂きたい。

講習会に出席することでもう一つメリットがある。それは、同じ受講者同士の人脈ができることだ。受講者には小学生バレーの指導者から中・高の指導者、ママさん、ソフトバレー、クラブ、実業団のさまざまな種別の監督、コーチがいる。ここで築いたネットワークを活用することで自身の活動の場が広がり、視点も多角的になり、結果として豊かな指導力を発揮できるようになる。

2013年6月5日水曜日

Wed.June 5,2013 船橋市ママさんバレーボール教室 ~ 第5回

昨日のテーマは、トスとサーブレシーブ。トスは大きく分類すれば、セッターのトスと2段トスの2つに分類される。
(元全日本選手の技術ポイント解説は明快である。彼女達が会得したスキルのコツをママさんたちに上手く伝えるには、我々コーチの翻訳作業と練習内容・方法の工夫が必要である。例えば、擬音の活用やコーディネーショントレーニングに落とし込むことなどがコーチの任務である)
9人制バレーのセッターは6人制のセッターと比べて、ボールに触れる割合が少ない。何故か?

サーブレシーブ(Reception)からのトスはセッターのトスになる場合が多いが、相手スパイクをレシーブしてからのトスは、必ずしもセッターのトスになるわけではない。ルールの違いがある。9人制では、ブロックのワンタッチは、1本目として数えられる。従って次の(2回目の)ボールコンタクト(接触)は、トスにしなければならない。6人制ではブロックのワンタッチを数えない。トスを上げるのは、主にネット際にいるセッターよりもハーフやバックにいるレシーバーになる。つまり、9人制のトスはセッターのトスよりもセッター以外のトス、2段トスが多くなる。

不規則にブロッカーの手から弾かれるボールを2段トスにする技術(つなぎの技術)が、チームの勝敗を大きく左右する。

このような場合(ブロックワンタッチボールをトスにする)の練習方法を紹介しよう。基本は、コーチが床にボールを打ち込み、バウンドしたボールをレシーバーがトスをする。ブロッカーがワンタッチしたあとの回転した状態のボールを意図的にコーチが作る、ということだ。相手のレフトから打たれ、ブロッカーがワンタッチしたら、味方のレフトスパイカーに主にアンダーでトスをする。

ここで大事なのは、トスを上げやすいからと言って、味方のライトスパイカーにはトスしないこと。理由は、このブログの常連読者はお分かりですね。そうです。ブロックを終えて、すぐさま後方に下がり、スパイクに備えることは大変難しい。6人制であれば、一度セッターに返すので、ブロックに跳んだ選手も、余裕を持ってネットから離れてスパイクのために助走距離を確保して、力強くスパイクに転じることが可能になる。

来週の教室のテーマは、サーブレシーブからの攻撃とスパイクレシーブ(ブロックワンチ含む)からの攻撃となっている。フォーメーションを理解しながら、いよいよ9人制らしい戦術に入っていく。ママさん達、優しく解説するからついて来てね。






2013年6月4日火曜日

Tue.June 4,2013 インターハイ代表チームが続々名乗りを上げてきた

全国各地でインターハイ予選会が始まった。

福島県では、昨日行われた決勝戦で初めてのインターハイ出場校が決まった。女子の磐城第一である。2月の新人戦で県大会初優勝をなしとげ、更には東北大会でも古川商業をフルセットまで追いつめての準優勝であったので、ひょっとしたら全国も行けるかもと期待はしていた。

2年前も、チームは優勝を狙える実力を持っていた。しかし、あの大震災で部員の日常生活は崩壊してしまった。練習どころではなかった。そして、今回の快挙である。

監督の菊池先生は、実は、過去に男子バレー部を率いて全国に出場している。男・女のバレー部を出場させるということは稀有なことである。指導内容が同じバレーでも方法論が大いに違うからだ。菊池先生から、そろそろ勝利報告が私の携帯の電話に来るころである。私の申し上げることは決まっている。
「子供たちのお蔭でインターハイに連れて行ってもらえるね」。


じっさいのところ、指導者だけが全国への意欲があっても空回りするだけで成果が上がらないものである。子供たちも、親御さんたちも、学校の教職員もその気になると相乗効果で思っている以上に成果が上がる場合がおうおうにしてある。まずは、環境作りである。
いずれにしろ、おめでとうございました。きょうは、初代表の味を噛みしめていることでしょう。
「努力は人を裏切らない」と、言われるが、努力をしても裏切られることはたくさんある。裏切られても、努力を継続する人だけが成功するのでしょうね。私も磐城第一女子バレー部の皆さんに負けないように努力を継続させよう。
「継続される努力は、人を裏切らない」。

2013年6月3日月曜日

Mon.June 3,2013 Coaching tips #19 戦術不足 Tactics lack

監督の面白味の一つは采配の妙であろう。いわゆる戦術を駆使したゲームの展開である。先週の高校生の関東大会などを観戦して感じたことは、どこのチームも一般的に特徴がなく同じようなゲーム展開を行っている。結果、小学生からバレーボールを経験しているボールコントロール(ボール扱いに慣れている)の良い子の多いほうがミスが少なく、チームとして勝利を得ている。

ブロックができないような子にもブロックジャンプさせているチームを見ると、私は首を捻ってしまう。手の平がやっとネット上端に出るような選手にはブロックさせるより、サーブとレシーブに頑張ってもらうほうがプラスである。

2.2.2のディフェンスシステムはチームによっては、今でも通用するのに、知識がないのか、上のレベルを夢見ているのか、常に3.3や3.1.2しかやらない指導者が多い。子供たちの能力は指導者が考えているよりも潜在能力を持っている。1ゲームで2つのシステムを状況によって使い分けることもできる。できないと決めつけている指導者の潜在能力が枯渇しているだけであって、子供たちの潜在能力は無限である。

先日、9人制の関係者と話をする機会があった。最近は6人制から練習試合の申し込みが皆無です、という。6人制のチームが9人制と練習ゲームを行う効果は、オーバーハンドが上手になる、攻撃の展開が速くなる、1stスピードサーブへのレシーブができる、ブロックを利用した攻撃を覚えられる、リバウンド戦法を覚えられる、など9人制にとっては効果が少ないが、6人制には効果が多い。

過去に多くの全日本選手を輩出し、日本一も数度成し遂げた東京都の中村高校などが良い例である。近くに実業団女子でやはり日本一のIHI石川島播磨重工業のチームがあり、時々練習ゲームを行っていた。長身の高校生がスパイクを打っても打ってもレシーブされるものだから、自然と高校生もブロックを利用したブロックアウトやタッチアウトそれにリバウンドやレシーバーの間への絶妙なフェイントなどを覚えていく。

小学生バレーであれば、市内のトップクラスのママさんバレーと練習ゲームを行うことで良い練習になる。また、このことで思わぬ副産物も出てくる。お母さんたちから、こんな元気で礼儀の良いチームなら自分の子供を入部させたい、という効果も出てくる。

いつものように本論からまた外れてしまったが、技術指導だけでは監督業はつまらない、もう一つ上の戦術指導のレベルに行くと面白くなりますよ、ということを言いたかったのです。

2013年6月2日日曜日

Sun.June 2,2013 関東高校女子バレーボール大会 最終日結果

本日は、船橋市にてソフトバレーボールの近隣交流大会が開催され、第1回の開催から運営に携わった私も3年ぶりに40歳以上の部に選手で出場した。

この交流大会、44チーム参加しているが、半分は市内チーム、残りの2/3は近隣の市からの招待チーム、そして1/3は県外からの招待チーム。実は、この大会を企画して第1回を開催したのは私の属する船橋大穴クラブ。今から22年前である。当時は、参加チームの半分は県外からのチームで、大穴クラブが全国大会に出場した時や関東大会に出場した時にお友達になった関東隣県の茨城、東京、埼玉、山梨、栃木のチームを招待していた。前夜から船橋市においで頂き、旅館で大交流パーティ(宴会)も楽しく行った。第3回開催からは船橋市バレーボール協会に開催権を譲り、改めて第1回大会とし、名称は同じままで開催回数だけ元に戻した。

ゲームは、完全リーグ戦で各チーム5ゲーム。私は11セット出場した。5ゲーム目はさすがに疲労が出た。トレーニングがまだまだ足りない。

閉会式が終わり、久し振りにお会いした県内、県外の仲間と別れの挨拶を交わし、今月末の墨田区ソフトバレー交流大会での再会を約束した。ソフトバレーボールの地域間交流会は、このように関東のどこかで毎週のように開催されている。17年前は、渋谷区の渋谷クラブと一緒に2週間に1回の割合で招待試合に出かけていた。

40歳代のあのころは1日6ゲームやっても、疲れは感じなかった。60歳を超えると、やはり、身長のある人がうらやましい。身長が170cmほどあれば、もっと省エネプレーで疲労も少ない。しかし、考えようでは、私のような165cmしかないチビだから、疲労困憊するまでジャンプして、動き回ってトレーニングさせてもらえるので、健康維持になっていると感謝できる、とも言える。

関東大会の結果が届いた。下北沢成徳が優勝した。準優勝が同じ東京の文京学院大高校。そして3位が下北沢成徳と僅差のフルセットを展開した県立大和南と群馬県1位の健大高崎。

各チームとも2週間後に始まるインターハイ各都県大会予選会に向けて戦術を隠しながらのゲーム展開であった。そして関東大会で優勝しても、全国の出場権は取れないシステムなので、再度各都県予選大会で順番が逆転する可能性も十分ある。

新潟県からも速報が入った。準決勝でフルセットの敗退ということであった。実力で強いチームであっても、本番で必ずしも勝てるというわけでもない。勝ったチームが強い、と言える。当日のコンディショニング、相手によっての対応した戦術、ゲーム中の適切な戦術替え、心の強さなど勝利に必要とされる条件は多数ある。

大事なことは、県内で1番の高校生よりも一流の高校生であることと私はいつも子供たちに言っている。1番は目標。一流は目的。一流を目的に1番を目指すのが人の道と考えている。

おっと、きょうは教訓じみた話になってしまった。敗北したチームもひょとしたら運で勝利したかも知れないチームも、悔しさを忘れずに、謙虚になって、明日からさっそく次の目標に向かって立ち上がろう。休むのは3年生の秋に引退してからで良い。だって、君たちには、私と違って、疲れ知らずの若さがあるんだから・・・。もっと、もっと努力して、君達の潜在能力を開花させて欲しい。

明日の夜は、千葉県バレーボール協会の理事会。配布資料を完成させなければ・・・。

Sat.MayJune 1,2013 関東高校女子バレーボール大会 第2日

久し振りに1回戦からベスト8迄のゲームをコート近くで観戦出来た。ゲームメイカーのいるチームは、安定している。伝統的に毎年セッターを育てるのが上手な東京都の文京学院大高校、 選手層の厚い神奈川県立大和南、いつもフィジカル(体力)をしっかりと作り上げてくる今年の春高バレー優勝の東京都の下北沢成徳学園。これらの三チームが他のチームとワンランク上と見た。

ベスト8は下の通り。

共栄学園(東京)、大和南、土浦日大(茨城)、下北沢成徳、川崎橘(神奈川)、文京学院大高、
国学院栃木、健大高崎(群馬)。東京都3チーム、神奈川県2チーム。実力県が複数チーム残っている






2013年6月1日土曜日

Fri.May 31,2013 関東高校女子バレーボール大会開会式

午前中に新宿のカフェで日本バレーボール界の重鎮と世界のバレーボール界を良く知る方お二人の対談が行われた。なぜか私も一緒にいた。

話は、世界三冠監督の故山田重雄氏の世界を見据えたグローバルな視点、先見性、次世代指導者の育成などの話から始まり、全日本男子の半年後のアジアでの試練など話題は尽きず、更に場所を変え、昼食を採りながら午後1時までお二人の対談は続いた。

午後1時に対談を終えた。濃厚な内容の講習会を受けたような充実感を持ちながら、新宿駅でお別れして、それぞれ次の場に移動した。私は東京都体育館で明日から熱戦が繰り広げられる関東高校女子バレーボール大会の開会式に向かった。

開会式は、従来のような会場内を円を描くような入場行進を行わず、会場内の後方に始めから全チームが集合して並び、合図で前方に県別にせり上がってくる方式で執り行われた。確かに、時間の節約になる効率的なやり方である。


5時頃、先週訪問した新潟の高校女子チームの監督から携帯メールが入っていた。今日から日曜日まで新潟県インターハイ予選会が始まった。1、2回戦は一桁の失点で勝利した、との報告であった。明日2つ勝利すれば、ベスト4だ。


入場行進が終わったあと、私は体育館を出て自宅に向かった。夜7:00になると新規に指導するママさんバレーチームの代表者が私の自宅まで出迎えに来ることになっていた。代表の女性は昨日の私のブログで紹介した多治見麻子さんと同じ三鷹第二中学校バレー部でプレーしていた同級生である。

明日は、関東大会の1回戦からじっくりと高校女子バレーを観戦する。関東ブロックの監督さん達と再会するのも楽しみだ。