ポートアリーナでは、4面使って小学生バレーボール全国大会の予選会をやっていた。本日は、地区予選会を勝ち抜いたチームが集まり、ベスト8まで決めるという。
会場内玄関に入って、ひときわ長身の男性と目が合った。
「なおき!」
「ナベさん!」
目の前にいたのは、元全日本男子選手の田中直樹であった。1985年のワールドカップ、1986年の世界選手権大会に出場している。当時は川合、熊田、井上と並び若手カルテットと称し若い女性にはとても人気があった。
彼は、相変わらずの細身で、胸にはCのワッペンを付けていた。聞けば、数年前に転勤で船橋に戻って来たという。10年前も一時船橋に住んでいた。三人目のお子さんがお嬢さんで船橋市内の小学生バレーチームに入部した縁でコーチを頼まれたということだ。
彼がコーチしているチームはフルセットで惜敗し、ベスト8を逃した。試合後少し話しをした。顔には少し悔しさがにじんでいた。
実は私は、たまたま、この1年で、先に挙げた人気カルテット全員に会っている。会社を辞め大衆酒場の経営者になった者、社内で役職者になった者、芸能界に入った者・・・20歳代の現役選手時代の夢と51歳の今の彼らの姿は一致したのであろうか・・・。
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