それは、5月27日、イスタンブールの公園から始まった。
イスタンブールは2020年オリンピック招致を東京、マドリードと競っている都市だ。オリンピック招致に向けて、国はイスタンブールの再開発計画の一環としての公園の美化、整備も進めようとしていた。数十人の活動家が再開発で公園の樹木が伐採されるのに反対する抗議として座り込みを始めた。
翌28日に警官隊の強制排除で、無防備な女性に催涙ガスが発射され、事態は思わぬ方向に進んで行った。そこに極左が入り込み、エルドアン首相の強権的な手法に抗議するデモとなっていった。6月4日のデモは24万人となり、負傷者も現地報道では4,000人を超えた。
観光も影響を受けている。株価も1週間で10%以上も下落した。背景には宗教、長期政権、経済成長、欧州連合加盟そしてオリンピック招致が複雑に絡んでいる。日本女子バレーエースでキャプテンの木村沙織もトルコリーグでもう1シーズン、プレイすることを先週表明したばかりだ。
気になるトルコ情勢からしばらく目が離せない。
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